BT35 流産手術
昨日、流産手術をしてきました。それはそれは壮絶で、間違いなく、もう二度と繰り返したくない1日ランキングの堂々第1位です今大事な時期を迎えている方、流産手術を控えている方、その他デリケートな方々にはあまりお勧めできない内容です。ごめんなさい一般的に、NACでの流産手術が決まると下記のようなプリントをもらいます。スケジュールは多少かかる時間が変わろうとも、だいたいこんな感じです。いずれも、子宮内膜ポリープを摘出した手術でも同様でした。前回、ポリープ摘出の時にラミセル挿入でかなり時間がかかり、痛みがひどく気分が悪くなって処置室奥のベッドをお借りした記憶も新しい私。ポリープ手術は7月でした。ついこないだ!!そりゃあ記憶が新しいわけです。今回も同じように苦しむ覚悟をしていきました。8時に受付し、8:10、処置室窓口で同意書を提出。採血はないので、内診前にトイレを済まして・・・とトイレから出たら内診に呼ばれました。8:20 内診開始宮内先生が最後にまた丁寧に見てくれて、カーテン越しに「やっぱり心拍は確認できませんので、このまま手術前処置をしていきます」と声をかけてくださいました。さあ、いよいよ恐怖のラミセル来る来る来る痛いのは今か、これからか!ほら来るか!!!と待っていたら、痛くないっ!!!すでに終わってました。ここできちんと説明しておくと…先生のスキルによって違うのではありません。器具の違いやその日の子宮の状態なんだと思います。いやー、びっくりしました。なんともわからないものです。。その後、1時間弱、待合ホールで待つのですが、その間もさほど痛みは感じず、鈍い生理痛のような感じのみ。前回ベッドの上で辛くて丸くなっていたのが嘘のようでした。9:15頃、ナースセンターに呼ばれました。個室2番。手術の際は車椅子での出入りもあるので、大きめの個室なんですね、きっと。着替えて30分くらいは音楽を聞いたり、患者さんノートのコメントを読んだり、ソワソワしながら過ごしました。9:45頃 抗生物質の点滴スタートさあいよいよだ、という感じで、無花果さんや他の方々の手術についてのブログなんかを読んで、同じ心の痛みを感じていました。みんな辛い思いをしても、そこでペシャンコにならずにまた歩き出してる。そのことが何よりの励みです。10:20 注射この注射はお腹の動きを抑えるためのものらしいです。前の晩から絶食なので、動くこともないだろう、なんて思いながら、痛い痛い筋肉注射をしてもらいました。このあたりで緊張が襲ってきます。でも、無花果さんが流産手術の痛みは心の痛み、と書いていたので、『それならきっと大丈夫だ。肩を貸してくれる人たちがいっぱいいるから、みんなからパワーを借りて元気になっていこう』とか考えてました。11時前 トイレ指示→手術もうすぐなのでおトイレに、と促されました。さぁ、もうあとはやるしかありません。宮内先生を信じて、いざオペ室へ実際の手術の時間はおそらく20分くらいだったと思います。でもそれは痛くて長い20分でした。感傷的になる余裕もないくらい、痛みと戦う20分でした。局所麻酔まではまだ大丈夫。そのあたりでは『あぁ、1ヶ月一緒に過ごしたのになぁ』とか 悲しいような寂しいような気持ちになっていて、痛みには耐えられました。でもその後はもう、1つ1つの動きがただただ痛くて、エコーの器具の圧迫が痛いし、子宮内を掻き出されている感じも痛いし、顔を歪めて目をぎゅっと閉じ、歯を食いしばって耐えるだけ。何度も息が荒くなってしまい、「普通に呼吸してくださいね」とか「目は開けておきましょう」とか看護師さんに言われるも、もう無理、それはムリ!!という感じでした。採卵であれば、これまでの経験から、右終わったから今度左か、また戻ったとしても右で、はいもう終わり・・・というのが目安になりますが、今回は、何が起こっててこれがいつ終わるのか、これが痛みのピークなのか、まだ序の口なのか、さっぱりわからなくて心が折れそうでした。後半はお腹をぐーっと押しながらの掻爬。そして、吸引も吸われる瞬間までが痛くて痛くて、シュポッと吸われると少し痛みが逃げ、場所を変えてまた鋭い痛み、そして吸引、の繰り返し。息を荒げてしまったり、止めてしまったり、もうとにかく力が抜けないくらい痛くて痛くて死にそうでした。やっと終わった時にはほとんど放心状態で、宮内先生に「ちょっと痛みが辛そうでしたね」と言われても、力なく「はい」と言うのが精一杯で、「筋腫もありますね」と言われたことも、後から『ん?あれは夢だったのか?』と思うほど曖昧な記憶。でもとにかく、終わりました。痛くてしんどい瞬間は『数時間後には全て終わってるから』と自分に言い聞かせてなんとか乗り越えました。次はもうないけれど、もしあったら今度は絶対に全身麻酔で、と誓ったのは言うまでもありません。そのための転院ももうやむを得ん!てな勢いです。11:20車椅子で個室に戻り、安静時間のスタートです。横になって電気を消してもらって、看護師さんが出て行った瞬間、急に涙が。ああ終わった、という緊張がとけた涙であり、心を浄化するための涙だったんだと思います。でも本気で泣いてしまうと、ヒックヒックとしゃくりあげてしまいそうだったので、ただただ静かに涙だけを流しました。デトックスです。大事なプロセスですよね。安静時間は1時間の予定です。もうすぐ12時、あと20分ほどで安静も終わり、と思った頃、子宮のあたりがチクチク、シクシク痛み始めました。手術後だから少しは痛いだろう、と初めは思っていましたが、徐々に強まる痛み。そして、出血しているような感覚。オペ室から出てきて安静が終わり着替えるまでは、下着をつけずにオペ着のままですが、ガーゼで止血してあるので普通はそれ以上の出血はありません。採卵の時はもちろん、ポリープ摘出の時も大丈夫でした。だけど、今回はなんかちょっと嫌な予感・・・と思ったら、ガーゼをつたってずいぶんな出血をしてしまってました。体を動かすと痛いので、ティッシュに手を伸ばすこともできず、もちろんナプキンを当てるなどできるはずもなく、できるだけ痛くない体勢で耐えるだけ。。気が付いた時には、ベッドが出血でひどいことになり、オペ着の中に着ていたキャミソールまで血に染まっていました。数分はどうしようかと悩みましたが、いよいよ痛みが強くなったので、人生初のナースコール。その後、バタバタバタッと看護師さんが来てくれました。「あの、すごく出血してるみたいで、痛みもあるんですけど。」「本当ですか?ベッドが汚れるのはぜんぜん構わないんですけど、痛みが強いですか?」「はい。だんだん痛くなってきてます。」「じゃ、先生に指示もらいますので、ちょっと待ってください!」そう言ってまたすぐ戻ってきてくれ、「ガーゼの様子、見せてもらってもいいですか?」と言うので、掛け布団を剥いで、足を開くと「あ、ずいぶん出血してますね。先生に伝えてきます。お待ちくださいっ」また数分後に戻ってきて「先生がオペ室で内診するということなので、移動します」と、なんとオペ室へリターン。車椅子に乗っても、お腹が痛すぎて我慢ができず、車椅子の肘掛け部分に肘を置き、そこにできるだけの体重をかけてお腹をかばってなんとか我慢ができる程度。車椅子の乗り降りも「イタタタタ」と声が出るほどで、『どうしよう、これじゃ家に帰れない』と思いながら、再度オペ台に寝て先生を待つ。出血でびしょびしょのガーゼは抜かれるときの感覚もなく、そこから悪夢の手術2度目がスタート。はい、そうなんです。ただの内診じゃ終わらなかったのです。エコーで子宮内を見ると、胎嚢を掻き出したスペースにそのまま血液がたまっていて、それが痛みを発していることがわかりました。「子宮の収縮がうまくいってないなぁ」「吸引しましょうかね」「うーん、さっきまでは全然こんな風に溜まってなかったので、うまく収縮しなくてここに血液が溜まってしまったんだと思います」「これこのままじゃ痛いから吸引しましょう」「はい」としか言えない私。「麻酔はしませんけど大丈夫だと思います」「・・・」もうね、痛みと絶望感で返事すらできないわよ。と、また消毒から、エコーの痛み、吸引の痛み、と繰り返される悪夢。しかも、急遽そんなことになったから、宮内先生と看護師さん一人。ということは、胸のお手手がない。お手手〜、お手手ください〜 お願い―心の中で何度叫んだか。。2度目の吸引は1度目の倍痛かったです。ウッとかグァッとか声が漏れてしまうほど痛くて、身体全部に力が入ってしまって、最後の方は、痛みで身体に震えがきました。さすがに下半身もブルブル震え出して、先生が「もう痛みが耐えられない感じですか?」と聞いてくれて、それに対しても「ウゥッ」としか声を出せなくて、「うん、だいぶ吸引できたので大丈夫でしょう」と処置をやめてくれました。でもそこからまた最後のエコー確認、ガーゼ挿入と続き、もう気が遠くなる寸前。息も絶え絶え。その様子を見て、「すごく痛かったですね。頑張りましたね」と宮内先生。ごめんなさい先生、私うなずくのが精一杯でした。そしてその後、個室に戻り、また点滴。そして、そこからまた1時間の安静。また血液が溜まって痛くなったらどうしようと恐怖と戦う1時間でしたが、幸い出血は止まりました。その後、ナースセンターを出たのは2時過ぎでした。ガーゼは先生が確認したいということで、内診室で先生が抜きました。あれ、自分で抜くのも嫌なのに、人に抜かれるとめっちゃ嫌です。先生、容赦なくスルスルスルスルって抜くので、思わず顔を歪めてしまいました内診でモニターに映された子宮には血液は溜まってなかったので、本当に本当にホッとして、『あー、やっと帰れるー』と力が抜けました。その後、診察。結局全部終わったのは3時過ぎで、そこからとてもじゃないけど電車に乗れる体調ではなく(歩くと子宮に痛みが響くので)、家までタクシーで帰りました。受付から7時間。長い長い一日でした。診察の様子は下記の通りです。---------------------------------------------------------「本当にお疲れ様でした。ごめんなさい、痛かったですね」と恐縮気味の宮内先生。いえいえ、痛かったのは先生のせいではないですから。でも痛かったです。というのが本音。でも一応大人なので「本当にありがとうございました」と挨拶。画面を見ながら説明してくださいました。「これが2回目の後ね、もう血液が溜まってないので大丈夫ですね」「これが2回目の前。この部分に血液が溜まってしまって、痛みが出たんですね。たまに子宮の収縮が悪くてこうなっちゃう方がいるんですよね。」「子宮内って、傷の部分を縫ったりできないので、子宮自らが縮まることによって、血管の露出してる部分が縮まって出血を止めるようになってるんですね。お産の後もみんなそうなんですよ。子宮そのものが収縮することによって、収縮止血機構が働いて血が止まるんです。でもたまに、収縮が悪い人がいるんです。例えば筋腫があったりして縮まない人なんかは大出血を起こしちゃうことがあるんですね。」「なるほどー。わかりました」「今回ね、収縮が悪くて出血が多く見られました。で、痛みが強いということだったので再吸引して、もうこれだけ取れれば痛みもだいぶ違うと思います」「はい。楽になりました」「このポリープがあったおかげで、大きな血管から出血して、しかも収縮が悪くて血が溜まってしまったってことじゃないかと思います。この後ね、子宮収縮剤と抗生剤と胃薬を出すので、飲んでください。収縮剤は飲むと子宮が収縮して痛みを感じると思うんですけど、大事な痛みなので頑張って飲んでください。どうしても飲むと痛みがひどいって場合は飲まなくてもいいけど、うん、でも収縮が悪いからやっぱり飲んだほうがいいでしょう。」そして、その後、術後検診の予定の話をし、お休み期間の話になりました。「治療は3ヶ月とか空けてまた再開する感じになるんでしょうか?」「そうね、hcgがね、前回測った時2万でしょ。これ2万って、hcgの注射を100本くらい打ったのと同じくらいなんですよね。」「あー、そっか、じゃあ消えるのに時間がかかるんですね」「うん、1本でも1,2ヶ月かかります。ただ半減期っていって、生成するものがないと半々って減っていくので最初のうちは速いんですよ。でも後半が遅いんです。まあ、100本分だから、3,4ヶ月はかかっちゃいますね」「わかりましたー」ということで、4ヶ月かかるとしたら、来年の2月!!!ウォーーーー!この年齢で、この足止めはきついーーー!ま、しょうがないですね。1月に修士の卒業試験があるので、きっと神様がこの秋冬は勉強に専念しろとおっしゃっているのでしょう。。仰せの通りにいたします。無花果さんはイタリアに行った!さて、私はどこに行こうかな。。お休み期間が楽しみにもなってきましたぞい。長々と色々書きましたが、お付き合いくださってありがとうございます。皆さんのいいねやメッセージ、念、祈り、願い、サポート、すべて受け取らせていただき、バンジョー、充電が満タンになりました!!しんどい時は皆さんのブログを読んでました、本当に、たくさん。何かを検索するためではなくて、頑張っている皆さんの姿を目に焼きつけて、自分を奮い立たせてました。そして卒業された方々の明るい未来を覗かせていただいて、希望を感じていました。皆さんのお一人お一人が、それぞれの幸せをそれぞれのタイミングで受け取れますように。今抱えている不安がなくなりますように。前に進むパワーが湧いてきますように。心からお祈りしています。ここから数ヶ月、バンジョーは皆さんからいただいた優しさを少しずつお返ししながら、クリニックではない場所ですが、一緒に歩いていきますね。張り詰めず、焦らず、でも怠けず、をテーマにします。応援しています!!皆さんジャンジャン卒業して、希望を分けてくださいっ!!いつも本当に本当にありがとうございます。最後に、今回この数週間私がずっと聴いていた曲を皆さんにも。今CMで大泉洋さんが♪とにかく笑えれば♪って口ずさんでますが・・・不妊治療、長い道のりかもしれないけど、とにかく最後に笑えればいいんだって思えるようになりました。頑張っている皆さん、たぶん共感できるフレーズがたくさんあると思います。「すべてがうまくいくはず、そう信じているのに、なぜか焦ってぐらついてジタバタするけど」「悲しけりゃ泣けばいい また笑えるように」「あきらめない 逃げたくない 自分を見失いたくない」「とにかく笑えれば 最後に笑えれば」↓ウルフルズ 笑えれば