以下は,ネットに書かれたある精神科医の言葉である.

 

「双極Ⅱ型障害(うつ+軽躁を繰り返す病気)の存在や薬屋さんの過剰な営業/啓発活動で誤診が非常に増えていると感じます。そもそも躁うつ病は統合失調症と並び、わたしたち精神科医が古くから戦っている「精神病」であり、急に増えるものではありません。
精神疾患ではありますが、明らかに脳の病気であり、ある程度遺伝性もあります。躁うつ病は、「精神障害者」として障害者手帳が付与される精神病ですので、その診断にはわたしたち精神科医も極めて慎重であるべきです。
しかし現状、巷では「躁うつ病の安売り」、すなわち、「躁うつ病の過剰診断」が横行していることは非常に残念に思います。『病気』と診断することで、その患者様は成長する努力を忘れ、病気のせいにして病気の殻に閉じこもります。わたしたち精神科医が患者様の人生を台無しにするわけにはいかないのですが、そのような医療行為が公然と行われているのも事実です。」

 

私の主治医だった医師は,心療内科認定医で,自称「気分障害が専門」である.上記の言葉をこの主治医が読めばただちにこう反応するだろう.

 

「診断が正しいかどうかは関係ない.何等かの不調があれば,通院してもらって治療費を払ってもらえばよい.」

「不調が治ってもらっては困る.診療報酬が稼げないから.ずーっと不調でいてくれればいい」

 

この主治医がこんな医師であることを見抜くのに20年以上かかった.なぜなら,最初の2年目から20年は漫然処方だったからである.後の数年が上記の双極性障害ブームである.自ら墓穴を掘ったとはいえ,このような診療でかなり稼ぐことができただろう.

 

・世の中にはいろいろな詐欺師がいると思うが,心療内科医は本当の詐欺師である.

・そもそも,内科医が精神医療に携わることからして詐欺

・軽症うつ病に関する心因性とか内因性とかいう議論は詐欺

・心療内科でも双極Ⅱ型障害は扱えるということ自体2重の詐欺

 

薬を処方して患者の健康状態がよくなると思っているはずがないのである.その時点で人間として詐欺である.

 

今日もこの主治医は「あなたは気分障害です.この薬ずっと飲み続ければ落ち着いた人生が送れますよ」と言って,処方箋をかいているのである.

 

医師として,人間として,自分の存在が人々の害であることが分かったときでも,それ(診療)を続けようと思っていることが医療界の闇である.彼らをもっと役に立つ人材にするためには,やはり医療を公僕とするしかないのだろう.