現代人の寿命が延びた理由は次の3つで間違いない

 

①食料大量生産・捕獲技術の発展

②上下水道の発明

③エアコンの発明

 

医療がこの中に入っていない理由を述べよう.

・難病や重い怪我で死ぬ人はそう多くない.

・軽い病気や軽い怪我は病院へ行かなくとも自然に治ることが多い.

・現代の病院へ行っている人たちの多くは,治療の必要のない病気で定期通院している.

 

医療は,過剰な検査や治療を施すことによる活動という「経済産業」という側面が非常に大きいのである.このように経済産業として肥大化した活動からは「公害」が生じる.それは,薬物治療や予防接種による薬害が代表的なものである.

 

私が受けた医療の大部分は,自律神経失調症,軽症うつ病などの治療だが,すべて誤診であり,薬物治療は薬害しか残らなかった.とにかく,軽症と呼ばれる病気はほとんど医師たちの診療報酬のためにある.これらは治療することが寧ろ悪化するのであり,ほとんど放置してよい.

 

最近,放置してよいのは精神科領域だけでなく,他の診療科でも存在するようだ.こんな経験がある.

 

ここ数年(4年ほど)足の裏にできたウィルス性いぼに対して冷凍治療をするが,1,2か月数回通院して,半年ほど経つとまた復活してくる.3年ほど経過して,同じ状態なので,1年前から完全放置に踏み切った.一時は多少痛みと言わないまでの違和感があって,これで成長していくのかと思っているうちに忘れてしまった.すると,気が付くと何もしなくても完全になくなった.スピール膏なども全く使わず完全に治ったのである.

 

完全放置に踏み切れたのは,ここ2年忙しく,全く病院へ行かなくなってしまったのである.

 

治癒した理由は,放置して,何の治療も行わなかったとしか考えられない.

 

皮膚科だけでなく,歯科でも同じ経験をしている.あきらかに報酬目当てにメインテナンスをすすめてきて,1,2か月に一度の通院をすすめられ,3か月に1度通院していた.うさん臭くなってやめた.もちろん,歯磨きは通常の3倍くらいに増やした.すると,あれほど抜歯をすすめられた歯が割れている部分もかなり安定して全く問題がなくなった.

 

私は50代後半だが,抜歯もしたことがなく,まったく薬も飲まず,通院もせず,土日も働くことが多い.20代,30代,40代と心療内科に月に1回ほどベンゾジアゼピン薬をもらいに行っていたことは本当に有害だった.飲んでも気持ちよくなるわけでもなく,数年に一度は車の運転でヒヤッとすることが多かった(交通事故のほとんどの原因はヒューマンエラーだが,ベンゾジアゼピンの副作用で眠気が突然来ることが多い.業界ではこれはよく知られたことで,もう隠せなくなっている).

 

軽い病気は放置すべきである.心療内科,精神科の薬物治療は全く効果がないどころが,薬害しかないと断言できる.実際薬物を飲んでやめた人間が言っているのだから間違いない.とくに若い女性が向精神薬を飲んでいると,食欲増進作用のためかなり太っていることがある.医師は,「摂食障害だから」「食欲が制御できない」などと言っていることがあるが,自分が処方している薬の作用を見誤っているのである.

 

 

重い病気やケガになったら大きな病院へいくとよい.軽症でクリニックなど行くなど無駄な行為で,金を巻き上げられるだけだ.

 

最近私は体の調子が良い.加齢にもかかわらず,調子が良くなるのは,薬を飲まなくなったことが最も有力な原因である.睡眠がおかしいと言っていた頃は,実は睡眠薬をあれこれ飲まされていたのであり,ベンゾジアゼピンはもちろん,ベルソムラのような新薬でも効果はなかった.睡眠薬を飲むと,自然な眠りや深い眠りは阻害されるのである.

 

自分が処方する睡眠薬で眠りが悪くなっている患者に,ベゲタミンまで処方したY医師は,本当に医師なのだろうか.専門家であるはずなのにバカと言う他はない.薬をすり替えると言う犯罪も犯しているY医師は特別でもなく,これが医師の闇である.

 

私のような存在は,儲けようとする医療界にとって非常に都合が悪いだろう.それも,欲張りすぎたことによる自業自得であるから,経済産業としてやり方を考えた方がよいのではないか.薬害という「公害」を減らすために,他の産業も努力している.それを医療界も見習うべきであるが無理だろう.