劇団フェルマータ10周年記念公演
『残響』にお越しくださった皆様、今回は会場にはお越しいただけなくても、劇団フェルマータを応援くださっている皆様。
改めてお礼を申し上げます。

本公演つた役を演じました。翡翠と申します。
かれこれこの劇団のメンバーと出会って10年が経つのかと、驚きを隠せません。
より様風に申し上げると、「でも10年だぞ!?」という感じです。

それだけ私にとってフェルマータのメンバーは家族同然の存在で。
そんな中、私自身が本公演で成したかったことが2つありました。

1つ目は、いかにフェルマータらしくあるか。
本公演ですが、役者はついに初回から出ているメンバーの方が少なくなりました。私も含めて役者としては遅めに合流しているという環境での再演。いかにフェルマータであるか。そしてその上にスパイスを加えられるか。私としてはそこに焦点を当てて挑んだ公演でした。
そもそも私自身がそのように考え板に乗っていること自体が、私のフェルマータとしての自覚であるという話はまた次回に置いておくとして。
今回皆様が変わらずフェルマータをお楽しみいただけ、その上で、新たな風を感じて頂けていたならそれは一つの成功の形です。

2つ目は、劇団内のことになりますが、今回出ていなかったメンバーが、次回こそは!と思ってくれような内容を作り上げることでした。
内輪事で恐縮ですが、お客様と同様に団員の目も気になるものです。
観客を魅せることはもちろんですが仲間を妬かせる芝居をすること。そんな事を考えておりました。
邪心ですね。。。笑笑

それだけお芝居というものは一人じゃ出来ないということ。
仲間に恵まれていなければ出来ない事なのです。だからこその仲間に一緒にやって良かったと思わせられること。これが必要不可欠なのです。

そして、そんな劇団を最も支えてくださるのはお客様一人一人の存在です。少しでも「次は何をするのかな」と楽しみにしてくださるお客様の存在は私たちの原動力であり、その声にお応えしたいと切に願っています。

今回の公演、少しでも楽しんでいただけたなら私たちが舞台に立つ理由となるのです。

私自身がフェルマータのファンであり、次回のフェルマータを楽しみにしている一人です。
皆さまと再び一緒に夢のような時を過ごせることを心から楽しみにしております。

長くなりましたが、ご挨拶に代えさせていただきます。
ありがとうございました。