2024_10 ふたりぐらしふたりぐらし 桜木 紫乃 著 新潮文庫 649円 7月の1冊目 元映写技師の夫・信好は、看護師の妻・紗弓と二人暮らし。 映画脚本家の夢を追い続けて定職はなく、ほぼ妻の稼ぎで食べている。当の妻は、余裕のない生活で子供を望むこと、義母との距離、実母との確執など、家族の形に悩む日々だ。 幸せになるために生涯を誓ったはずなのに、夫婦とは、結婚とは、一体何だろう。 夫婦が夫婦になっていく“家族のはじまり”を、夫と妻交互の視点で描く連作短編集。 (新潮社サイトより)