ふたりぐらし
桜木 紫乃 著
新潮文庫 649円 7月の1冊目



元映写技師の夫・信好は、看護師の妻・紗弓と二人暮らし。

映画脚本家の夢を追い続けて定職はなく、ほぼ妻の稼ぎで食べている。当の妻は、余裕のない生活で子供を望むこと、義母との距離、実母との確執など、家族の形に悩む日々だ。

幸せになるために生涯を誓ったはずなのに、夫婦とは、結婚とは、一体何だろう。

夫婦が夫婦になっていく“家族のはじまり”を、夫と妻交互の視点で描く連作短編集。
(新潮社サイトより)