「裏国境」突破東南アジア一周大作戦
下川 裕治 著
朝日文庫 880円 11月の1冊目
 

 

あの国境を越えられるか。ミャンマーの陸路国境開放をきっかけに、インドシナの「マイナー国境」通過に挑む。ラオスの川くだりでは雨風にさらされ、ミャンマーの山越えではバスが横転。肋骨を折りながらも歩いた越境ストーリー。変化する国事情をコラムに収録。
(ネット通販サイトhonto紹介文より)

下川 裕治の本を読んだのは何冊目だろうか。
下川の本には、普通の旅の本やテレビ番組にはない旅の味わいに惹かれて読み重ねてきた。
この人は、もともとぼやきや悔やみが多いとは感じていたけど、歳を重ねるごとにボヤキが増えてきた。
しかも今回の旅の終盤は、バスの横転事故で肋骨3本の骨折をし、悪路を進むバスの揺れで痛さの中の旅になってしまっている。
しんどい旅だなぁ。

この本は遅読の私でも一晩で読み終えてしまえそうなのに、数ページ読んではため息と共に本を閉じることばかりだった。
自分の体力の衰えと旅のしんどさが重なってしまっていたのかな。

次は、悔やみ事をさらっと読み進めるような元気な時に読んでみるかな。