NHKのクローズアップ現代プラスで「人事・転職ここまで!? AIがあなたを点数化」
っていうテーマを放送してるのを見たんですよ。
なかなか興味深かったです。
SNSやらブログやら、web上にある情報は全てビッグデータとして解析され、
世の人々のスキルや人格が割り出されている、と。
それを企業が企業に売ってさ。
それを猟師が鉄砲で撃ってさ。
煮てさ。
焼いてさ。
食ってさ。
と、まあ、そんな感じの内容だったわけです。
便利なオンラインサービスをタダで使ってるんだから、
当然そのリスクは最初から認識しないといけないよね。
利用者も。
というか、そうやって情報を取られるから無料なわけで。
それが利用料、とも言えるわけで。
情報を売り買いする側の理屈も一応は分かる。
気持ちも、まあ、理解可能かな。
ババ引きたくないのは、誰だってそうだよ。
倫理的にはアウトだけど。
ただ、カネ儲けの理屈と倫理の理屈でケンカすると、
カネ儲けの理屈が勝っちゃうのが世の中ってもんなんですよね。
「カネ回んないと世の中回んないでしょ」って言われると、
どうしてもね。
悲しいけど、コレ、戦争なのよね。
とはいえ、現在のAI技術は、まだまだ黎明期。
人物像がスコア化されて、能力値が高くて、危険度の低い人間が
ありがたがられるのも、一時的なものなんじゃないかな。
だって無難な人しか採れないじゃない、そんなことしてたら。
ブレイクスルーを起こすのは、とんがった人間なわけで。
そういう人はリスキーな一面をどうしても持ってるわけで。
それに、四六時中、内面を覗かれ評価されてると思い、
肝を冷やしながら疑心暗鬼に生きる暮らしが常態化したら。
その結果どうなるでしょう?
ストレスで精神的な病になっちゃう人、増えるでしょうね。
ストレスで犯罪に走っちゃう人も出てくるでしょうね。
「j監視ストレス」なんて言葉が流行ったりしてね。
そうこうしてるうちに、一方でAIも学ぶことでしょう。
「スコアの高い人間ばかり集めても、スコアの高い組織にはならない」
という事実を。
で、組織には合わない人間を一定数入れた方がいいとか、
能力値も全体でこのくらいのバラつきを持たせた方がうまく行くとか、
リスキーな人間をこのくらい混ぜるとベストだとか、
そんなことを機械学習することになると思います。
「なんだ、それ、昭和の大企業がやってたことじゃん」
てなことになって、昭和が見直されたりする風潮も一時的に
盛り上がりを見せるかも。
(一時的にね。)
でもって、ある程度リスキーな人の上手な操縦方法もマニュアル化され、
今度は「枠にハマらない人」が持てはやされたりする時期が来るわけです。
(一時的に。)
すると、それに合わせて下品な言葉遣いをweb上でやたらしたがる
「構ってチャン」が一時的に跋扈する時期が来て…。
人類ってのは、いつの時代も愚かなんだと思います。
そんな愚かな人類と学習し続けるAIは、最適解を共に模索しながら
漫才コンビがボケとツッコミをするように共生して行くことでしょう。
多分ネ。
