フェネックについて考えた… | はぴかみブログ編~Happy kamikami~

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我が家のフェネックフォックス、リクガメ、ヘビ、ワンコなどの日常生活のブログ。フェネックベビーの里親募集など

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あっという間に年明けてた😱

今年もよろしくお願いします🙇‍♀️


色んなことを書きたいと思いつつInstagramとTwitterは呟いてたりするけどblogは全く更新しておらず💦

今日はツイートでは発信しきれない思いをこちらに…✍


昨年もWWFから会報が届いた。2007年から僅かながら何かの形で野生動物や環境に対して貢献ができればとの思いで毎月ちまちまと現在も寄付をしていますがフェネックを飼育ししている身としては今回もとても耳の痛い話です😓


飼育する生き物達🐶🐰🦎🦊全体に言える事だろうけど可愛い!だけで衝動的に飼育すると、確かにSNSで見てたのと全然違う💧と後悔してしまう人も居るんだろうなと…


私は二十数年前に初代フェネックを小動物雑誌で知りペットショップから迎えたのがきっかけで人とフェネックがお互いに快適に過ごせる環境づくりは出来ないものかと模索し今現在も6頭のフェネックを飼育しています。


専用の飼育施設を設けた場合は別として、人を優先すればケージ飼育がメインになるし運動が出来なければ個体のストレスにも繋がるだろうフェネックを優先にすれば年中消臭スプレーとトイレットペーパーを持って排泄物の処理に追われ危ない事をしないか?と日常的にありとあらゆる物を噛んだり飲み込んだり、突発的な動きをして捻挫や骨折、脱走するのを阻止する為に対策や行動に目を光らせる事も必要なので日本の住環境も考えると一概にこうした方が良い、というのも中々難しいと感じています。


深夜もあの小さな身体から出ているとは思えないほどの大音量で鳴いたり叫んだりするし、壁や床を永遠と掘り続けたりもする。躾などはほぼ皆無と思っておいた方が無難なので日中に仕事をされている方などには心身共に大変な負担になるかも知れない。


フェネックに長年携わっている有識者の方に話を聞くと原産地の種の保存の為にもブリーディングをして残す事は大切だが、野生個体を捕獲し輸入し過ぎるのは本末転倒しかし健全な個体を残していく為には血の詰まりなどにも注意しながら繁殖をして行く必要があるのである程度の流通は必要だろうと


輸入業者側の話ではフェネックは原産地で増えれば駆除の対象となり食用や毛皮用として捕獲され利用されている。そんな事になるよりも異国で可愛がられる方が余程その個体、即ちその種の為になるのでは無いか?あくまでも余剰頭数分だけを輸出国から割り振られ政府と契約し輸入している。


その一方でWWFなどの保護団体としては正規としても輸入して流行すればその分密猟や密輸も増える事になると言う主張も頷ける。

(きちんと取締りが出来てないのが問題なんだと言う話は置いといて…)


私は偶々機会があったので多方の方々と直接話しを聞く事ができたが現地事情には疎いので正誤の判断はつかない。

この問題については様々、立場によって考え方が変わるんだろうなぁとしか頭の悪い私には理解が出来なかったけど少なくとも偏った考え方にはならない様にしたいと改めて思った。


それでもこの可愛いフェネックが世界から、そして日本から居なくなってしまうのはとても悲しく切ないのでそれはどうにか阻止したい。

その為に異国での飼育、繁殖者はどうあるべきなのか


私の考える理想の形は現実的では無いかもしれないけど、希少種の飼育繁殖においては何らかの形で義務的に種の保存に貢献や還元できるような形に出来ないものかなぁと思ったり繁殖に限らず個々に飼育されている普段の行動や観察していて思った些細な日常や感じた事、怪我や病気、疾患で病院に掛かった時の事等々をデータとして吸い上げて残しその後に活かせる様な機関は無いものなのかな?とか…希少種だから飼っちゃダメ!は一番簡単かもしれないけど、万が一原産国の情勢が悪化してその地の固有種が戦争により耐えてしまったらと思うと不安しか無い💧


利己主義的になりがちな希少動物の飼育や繁殖について会員ながら飼育者でもありブリーダー(まだ登録更新してないけど😅)という酷い矛盾の中、毎日ぐるぐると脳内をかけ巡る思いを備忘してみました。


世界中のフェネックが幸せであります様に💫



Rabi_fennec