脱毛の麻酔とシェービングについて

皆さん、こんにちは。美容皮膚科医の三田です。

今回は、脱毛の麻酔とシェービングについて解説します。

顔脱毛を受ける際、事前のシェービングが一般的に必要とされますが、鼻の表面に関しては特別な注意が必要です。

鼻には産毛が生えていますが、通常これらはそれほど長くないため、無理に剃る必要はありません。鼻の脱毛は、産毛の詰まりを解消し、いちご鼻の改善に効果的です。この産毛を取り除くことで、毛穴が詰まることを防ぎ、肌の質感を向上させることができます。

医療脱毛の施術では、場合によっては表面麻酔を使用することがあります。しかし、女性の顔脱毛の際には通常、表面麻酔は使用されません。女性で表面麻酔が用いられるのは、主にVIO脱毛の際です。これはVIOエリアの皮膚が特に敏感であるため、痛みを軽減するために麻酔が使用されることが一般的です。

一方で、男性の場合、特にヒゲ脱毛においては表面麻酔の使用が一般的です。男性のヒゲは非常に太くて密集しているため、脱毛時の痛みが強く出ることが多いです。そのため、これを緩和するために表面麻酔が適用されることがあります。ただし、麻酔を使用しても、痛みを完全に取り除くことはできません。施術に伴う痛みの感覚は個人差があり、完全な無痛を保証することは難しいのが現実です。

このように、顔脱毛においては、部位によってシェービングの必要性や麻酔の使用が異なります。特に鼻などのデリケートな部位では、不適切な自己処理による肌トラブルを避けるため、無理なシェービングを控えることが重要です。また、医療脱毛を検討する際には、施術の痛みや麻酔の使用に関して、事前にクリニックと十分に相談し、自身の肌の状態や痛みへの耐性を考慮した上で、適切な方法を選択することが望ましいです。

疑問や質問がありましたらコメント欄にお書きください。お待ちしております。

美容皮膚科　三田麻津子

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