先日の記事でも紹介した『仏教と脳科学』という本の中で、著者のスマナサーラ長老が、ブッダが伝えたとされる「悟り」ということについて、大変わかりやすい解説を書いてますので、ちょっと引用しながら、僕の体験なども含めてお話させていただきます。
さて、瞑想によって心がある一定状態になることを「禅定(ぜんじょう)状態」というそうです。で、お釈迦様は、その「一定状態」を客観的に分析し、中身を説明して禅定状態のレベルまで説かれているそうです。
お釈迦様は心の一定状態を、ふたつのカテゴリに分けています。ひとつは、心と体が一緒に機能しているレベルで、これを「色界(しきかい)の禅定」というそうです。
もうひとつは、心が体に依存することなく独立して機能する状態で、それを「無色界の禅定」というそうです。
で、現代人が理解しやすいのは、「色界の禅定」だそうです。そしてこの「色界の禅定」には、4段階あるそうです。
まず、心は統一されており、体中を喜悦感が流れている状態が「色界の第一禅定」だそうです。
阿部敏郎さんが本などに書いている、ワ~っと大暴れした後、心の中にとても静寂した安心した状態が訪れた、「目覚めの瞬間」と表現している状態もこの段階かもしれません。
また、ヘミシンクをやり始めた人が、時に感動して涙を流すことがありますが、これなども、この「第一禅定」の段階といえると思います。また僕もヘミシンクのF12やF15を聞いて、ガイドさんからのメッセージや、人の過去生の物語に感動して涙を流すということを何度も経験していますが、これもこの段階だと思います。この段階では、まだ思考することで、心に波が起こるそうです。
で、思考が止まって瞑想の対象だけで頭がいっぱいになっている状態が第二禅定だそうです。
で、僕のヘミシンク体験でいうと、ヘミシンク音を聞いているうちに、特に、ゲートウェイの中では僕が一番入りやすい「F15の探求」を聞くと、かなり短時間で一気にこの第二禅定の状態まで行けているという実感があります。
また、ガイドさんにアクセスしてメッセージを受け取る時などは、僕の思考も働いているので、ガイドとメッセージをやり取りしたり、人の過去生を観る時は、この第二禅定の状態から、第一禅定の状態に少し戻って、その中間くらいの状態にいるという感じですね。
そして、体に伝わっている激しい喜悦感も消えて、幸福を感じる状態が、「第三禅定状態」だそうです。
この段階は、ヘミシンクでいうと、「ゲートウェイ」を一通りマスターして、さらに「オープニング・ザ・ハート」というCDの4枚目をマスターできて、F35以上の高次のエネルギーと“完全に一体”になると、実感できます。
ですから僕は「オープニング・ザ・ハート」を、究極のヘミシンクCDと呼んでいます。
ただ、この第三の禅定状態というのは、僕でさえ、かなり深い瞑想状態に入らないとなかなか体験できません。
どうしても集中力不足というか「雑念」が邪魔してしまい、あまりに幸せで心地がいい状態なので、ついついこうなる前段階で「雑念」のせいで寝オチしてしまいます。
で、苦もなく楽もなく、感覚を超越して強烈な集中力のみがある状態が、第四禅定だそうです。
残念ながら、僕はまだまだ修行がたりないというか、どうしても雑念を排除する訓練がまだまだ未熟なので、へミシンクという大変優れたトレーニングツールを使っても、僕が到達できるのは、まだ第三禅定のレベルまでですね。
まあ、前向きに考えれば、僕も第三禅定までは到達できるようになったとも言えますが(笑)。
(その2に続く…)
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