最近、テレビ朝日で南田洋子さんの闘病生活をレポートした番組が何回か放送されている。今週の月曜日の番組では、意識不明で入院し何週間ぶりかで自宅に戻ってきた様子が伝えられていた。病状について、「肝臓病」と「認知症」のどちらなのか、はっきりしないということだったが、私見では「両方」なのだと思っている。
というのは、C型肝炎だった母も、ちょうど南田洋子さんと同じような状態だったから。長門裕之さんが献身的に介護しているように、父も母のことを一生懸命に介護していた。まさに「老老介護」「認認介護」状態だった。
肝硬変が末期になると、尿素を処理できなくなり、アンモニアが大量に生じることによって神経症状が現れる。それが肝性脳症だ。
「神経症状としては、意識障害を中心としてさまざまな精神症状と運動系の症状が現れます。昏睡(こんすい)を起こす前の時期では多幸(たこう)気分、異常行動、せん妄などを示し、見当識(けんとうしき)障害、言語障害も加わり、次第に昏睡になっていきます。また不随意(ふずいい)運動、ミオクローヌス、固定姿勢保持困難、羽ばたき振戦(しんせん)など、さまざまの特異な運動障害がみられます。」(gooヘルスケアより)
母の場合もこんな感じだった。訳の分からないことを言って騒ぎ出すこともあったが、最後の方は昏睡状態。亡くなる前の2年間ぐらいは、殆ど話すことが出来なかった。
母の場合は都内の某有名精神病院で「うつ病」と診断されて治療を受けていたけれど、亡くなる1年ほど前に私が診察に同席した時、医師は「認知症」という言葉を口にしていた。私が問うと、確か境界が曖昧であるとか、あるいはうつ病から認知症に移行していくというような説明を受けたように記憶している。父もその頃から相当ぼけていたので、定期的に通院はしていたものの、説明が充分に把握できなかったのだろう。
お仲間の皆さんに、このようなことをお伝えするのは心苦しいことだが、これが事実なのだ。C型肝炎が進行すると、肝硬変や肝ガンになる。皆が皆、同じような状態になる訳ではないけれど、肝硬変になった場合には、母のように、そして南田洋子さんのようになってしまうこともあるのだ。それは認識しなければならない。
それはウィルスが除去できない私の場合も同じ。だから少しでも、その危険性を低くするためにペグリバ療法を受けた。最悪の状態にならないための治療はこれからも続く。医学の進歩も願いながら。