アートの見方に決まりや定義なんかない好きなように見ればいい
例えば作り手が
ものすごく私的な思想や拘りをもって制作した作品であっても
ひとたび展示をして世間に放り出せば
その思想も拘りもヘッタクレもなく
見る側にすれば、知ったこっちゃ無い内部事情に変わる
どれだけ思い入れがあろうとも
世に出すということは
自分の手から離れるということ
だから自分の中で自信を持って見せられる作品より
それほど自信の無かった作品の方に
感動する人が現れることもある
自分の思いが作品を通じて
見る側に伝わるか伝わらないかは別にして
作品は自分の思いを抱えたまま
見る側の心の中を自由に飛び回り出す
そこで作品は別の形に姿を変えることもあれば
そのまま作者の意思を感じさせることもある
僕はできれば制作の意図は
わざわざ口で教えたくない
見る側の切り込み先を偏らせてしまうことになる
見る側の心は自由であってほしい
できれば多くの人の目に触れ
その人達の思考の中を作品が飛び回ってほしい
それでもし、僕の意図するモノを感じ取ってもらえたとき
その時は
共感するという感動で胸が震えるだろう
「propeller」