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mellow diary

相変わらず訳の分からないこと言ってます

以前
「なるべく本を読もうと思っている。」
と綴った
本を読み出したのは、ここ2年ほどの間

本は知識の海
と言われる
本を読めば、知識を得られる
と言う文句は間違いではない
でもそれは動機として不純だったかも知れない

僕には20年来の友人がいる
26歳で20年来だから、よっぽど腐れ縁なのだ
彼は昔から奔放で先進的な存在で
僕にはそれが刺激的でいつも後をついていった

そんな彼は思春期になると
恐ろしく本を読み出し
部屋に置かれた大きな本棚はたちまち単行本でいっぱいになった
そんな彼へのあこがれと
本を読むと博識になれるという動機で
何か読もうとはしたけれど、何を読めばいいかわからず
あげく友人に何がいいか聞けば
「知識を得たいなら、雑誌読めば?」
と返されてしまった

それから少し本を読み出したのは、高校の終わり頃
部活も終わり、暇をもてあましていたのだ
買っていたのは小説ばかりだった

大学生になりスケボーを始めてからまた読まなくなった
恩師が口酸っぱく「本を読め」と言ったが
無視して、読みたくなるまで読まなかった
卒業してから今の仕事に就いてから
暇が多くなったので
また本を読み出した
買うのは、小説ばかりだった

僕にとっての読書はいわゆる暇つぶしである
調べモノがしたくて本を読む以外は
小説が一番夢中に読めるし
読んだ後は、わざわざ内容を覚えておく必要もない
本を読む効能なんて、目に見えて現れては来ない
ただ、小説のいいところは
いちいち配役にイチャモンをつける必要もなければ
ダイコン役者の演技にがっかりすることもない
小説はただの文字の羅列であって
それをもとにして頭の中で映像化するので
たとえ話がフィクションでも
頭の中では仮想現実としてリアルに話が進んでいくのだ

だとすると読書が養うモノは
想像力だろうか

知識を得たいと思った僕は本を選ぶ事が出来ず
読めなかった

僕は読書家ではないので
買う本はミーハーなモノが多いし
恋愛小説を好んで買う

あとは僕もあの時の友人のように小さな本棚を少しずつ埋めて
心の中でほくそ笑んでる

映画を観るように本を読めばいい
眠くなったら居眠りすりゃいい
今日
「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ
を読み終えた

本も同年代が書いたモノの方が面白く感じられるのかも知れない