朝目覚めた窓から外を見ると、
昨日は夜だったのでわからなかった
街の姿が見える
路地裏だからか、あまり綺麗とはいえない
天気が悪い
曇っているし靄がかかっている
成都はずっと天気が悪いのだろうか
ふた晩のチェックをしたので
重い荷物は部屋に置いて
貴重品とカメラを持って街に繰り出す
今日の大きな目的は
チベット行きのチケットをとること
その前に先ずは飯だ
ホテルを出て15分ほど歩いたところに
小さな食堂があった
外食が一般的なのか、辺りにはそんな食堂が沢山ある
一番始めに出会ったその店の入り口に
大きな鍋で麺をゆでている
本場の麺だ
朝飯はそこにきめた
扉なんか無くて、店に入ると
店員には露骨に嫌な顔をされた
何か食わせろ
とジェスチャーでアピール
相手は英語なんて通じないし
中国語はわからないんだから
ひたすら落語家のように箸でソバを食う真似をする
そしたら奥に座ってた若いにーちゃんが
自分の食べてる麺を指さして
これでいいか?
と言ってるような感じなので
それそれ、とアピール
店員のおばちゃんは仕方成しにと言った感じで
厨房の旦那になにやらオーダーした
少ししたら
白いスープの麺料理が出された
うまそうだ
成都は四川料理の本場
四川料理と言えば麻婆豆腐が代表とされる
辛いので有名な料理
ガイド本では成都の料理は何処行っても辛い
と書かれている
だから辛いのが嫌なら
「プーヤオラーダ」と言えばいいと書いてある
けれどそこの麺は全然辛くなくてうまかった
これでいいか?と言ってくれた若者か
嫌そうな顔をしていたおばちゃんが
気を利かせて辛くなくしてくれたのかも知れない
とにかく旨い、そして安い!3元(日本円で45円)
店を去り際に、助けてくれた若者が
片言の英語で聞いてきた「アーユージャパニズ?」
「イエス!ジャパニーズ!」
成都の街は
道路が一点を中心に輪を描くように通り
その中を十字に幾つかの通りが延びる
地図を見ればターゲットマークのように道路が走っている
大きなビルも多く
大きな川が流れていた
歴史ある建物があったりもして観光に訪れる人も少なくない
ただ、街は汚い
少し路地裏に入れば
昔ながらの市場のような場所が点在する
肉を裁いてその場で売っている屋台などもある
成都の街は広く、バスを利用する人が多い
あと、なぜか電動バイク(静かな、ガソリンでなく電気で走るバイク)
がやたら普及している
バスを利用したかったのだけれど
どうやっていいのかわからず
時間もあるんだし、ひたすら歩いた
交通飯店と言うホテル内に
主にチベット旅行の手配を行っている旅行会社があり
そこに向かった
チベットは中国領なのだけれど
好きなようにチベットに行き来できない
(今はどうか知らないが一年前はそうだった)
飛行機の場合は航空券の他に入域許可の申請云々で
パーミット(外国人旅行許可証のお金?)を払う
さらに個人での入域は出来ず
旅行会社の方で仮のツアー(5人組)を組むことになっている
陸路での入域は、成都ではなくゴルムドと言う地区から
26時間バスに乗り移動しなければならない
そのかわり不正ではあるけれど
パーミットなしで、格安で入域出来る可能性がある
旅行会社の担当者は英語が堪能であり
僕の片言な英語でもスムーズに手続きできた
偶然次の日のツアーにまだひとり空きがあったので
次の日の朝の便でチベットに向かえることになった
「ユーアーラッキー」と言われた
運が悪いと五人集まるまで数日待たされることもあるらしい
僕はパーミット込みの往復航空券をそこで手配した
次の日の朝5時にホテルに迎えが来るという約束だ
朝5時・・・
夕飯にアジア風レストラン(タイ風かベトナム風)
で食事をとった
30元(450円)もするタイ風?焼きそばを食べた
日本円では安いけれど
成都では高い方だし、店自体、少し高級な感じだった
帰りにパンを買って
ホテルの中で食べて
次の日のチベット行きに胸を膨らませて
早めに眠った
中国のホテルにはアダルトチャンネルが、ない