自分の作品を見てくださった一般の方が
(この場合の一般の方というのは作家ではないという意味)
「これは飾りか」
と聞いてこられた
即答で
「いえ、飾りではないですねぇ」
とかえした
それで怪訝な顔をされてしまったのだけれど
飾り=飾り物
といわれても、そうではないから
正直に答えた
僕の作品を、置いたところで飾りになるようなモノじゃない
と自分で思ったからそう答えた
よく「置物ですか」
と聞かれるが、それは「そんなようなものです」
とすこし言葉を濁したりもする
なかなかオブジェをそれと捉えてもらうことは難しい
機能性もなく、
生活のなかの何の分野にも属さない
抽象的な物体を
理解してもしょうがないと思われたら
僕(僕ら)は返す言葉がない
小説を読むように
音楽を聴くように
映画を観るように
アートを見てもらえればそれでいいと思う
だからアートの中にも好き嫌いが発生していい
ただすこしだけ見る方にもエネルギーが要る
でもそれはどの分野だって同じなはず
見れば何か感じることができるし
何よりどの世代にも作り手は存在するし
その内容も何一つ同じモノはない
アートを展示する場所「ギャラリー」は
ただ芸術かぶれの金持ち共だけが
自分の見栄や美術評論の為に出入りする場所ではない
子供も若者もアートに触れるべきで
それはギャラリー側にも責任がある
金を払って美術館に行って
故人や先人たちの作品を見るのもいいだろう
けれど
それはアートのごく一部分であって
実際に制作活動している人間はもっと身近に沢山いて
何もとんでもない価値の付いた作品だけが
素晴らしいわけではないことを知って欲しい
ギャラリーだけが
表現する場ではないと言うことを
実践していくことも
表現者側が考えていかなければならないことの
ひとつなのだろうとも思う
ちなみに上の写真は自作品です
「wheel and 4 runners」