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2016年3月17日(木)

茨城県水戸市の偕楽園&弘道館で開催中の「梅まつり」に行ってきました。

弘道館は前回、水戸に来た時に訪問済みなので、今回は偕楽園だけに向かいます。

土日祝日なら、臨時で開かれる「偕楽園」駅まで鉄道で行けるのですが、平日の交通手段は路線バスのみ。

水戸駅で「1日フリーパス」を購入して、路線バスに乗り、10分程度で到着。

 

 


平日の午前中なのに、老若男女、多くの人々が行き交っています。
食べ物の屋台も多く出ていて、かなりの賑わい。

 

 




日本三名園の一つに数えられている偕楽園。
梅の名所として広く知られていますが、春は桜、夏はツツジ、秋は萩などの花が咲き誇り、どの季節に訪れても見所があります。

江戸時代、水戸藩9代藩主だった徳川斉昭が作ったのが、藩校となる「弘道館」と、この「偕楽園」でした。

「偕楽園」という名称は、古代中国の書物『孟子』に書かれた一節「古の人は民と偕(とも)しむ、故に能く楽しむなり」から付けられたそうです。
その名称通りに、藩主や武士だけでなく、一般庶民にも開放して一緒に楽しむ目的で造園されていて、現在の都市計画における公園に近い役割を果たしていました。

園内には約100種類もの品種の梅が、約3000本も植えられています。
その花の清らかさに加え、その実は梅干として食糧になる事から、藩内に広く植樹する事が奨励されたそうです。
  



100品種もある、という事は分かっていても、正直なところ、どれがどれだか、見ただけでは判別できません(笑)。

花を愛でるような趣味とは縁遠い私のような野暮天に分かるのは、白やピンクといった花の色の違い、その濃淡くらいでしょうか。


  



桜と比べると、華やかさでは一歩及ばないように感じる梅ですが、その花の香りは桜に負けていません。
鮮やかな花が咲き誇る梅林の中を歩いていくだけで、清々しい気分になっていきます。

この日は天気に恵まれましたが、軽く一雨降った後だと、湿った花から漂う香りが際立ってくるかもしれませんね。


  


  


  




梅の香りを身体一杯に吸い込んでいるうちに、いつしか食欲に繋がっていったのか、「梅うどん」、「梅酒」、そして「梅干」といった梅シリーズを一通り、お土産で買ってしまいました。

こういうのを「思う壺」、または「いいカモ」と呼びます(笑)。


 

 


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