古代インドのバラモン教の法典によると人が生涯のうちに経るべき
4つの段階があるそうだ。その4つとは
1.学生期:人が生まれてから人生について学んで成長する時期
2.家住期:家族を作って家庭を作る時期
3.林住期:老年を迎えるのに備え森や林に隠棲しながら人生に
ついて考える時期
4.遊行期:死を迎えるのに備える人生締めくくりの時期
人生を80年として考えるとこの4期を単純に4等分して、私は
最後の60才~80才迄の遊行期にある。実際死については
60代を迎えてたびたび考えるようになった。すぐに死ぬとは
思っていないけれど、その準備をしておくべきだろうと思う。
 
早いもので私が日本を出てスペインで暮らすようになって
もう16年が経過した。時なんてたってしまえばアッという間だ。
若いときの苦労はぜんぜんOKだけれど、60を過ぎたら私は
人生は楽しんで生きていくべきものだと思う。遊行期という
言葉自体も気に入った。だから私は死ぬまでの時間を
大手を振って楽しんで生きていくつもりである。人生万歳!