今日は東京出張。

 

トランプ大統領の訪日により、都内は厳戒態勢かと思いきや、普段と変わらない様子。

 

いつも早め早めの行動を起こしがちな私は、航空機を利用した出張の場合、待ち時間も含めると、結構長い「空き時間」を持つことになるので、手元には2冊の本と、大量の本がダウンロードされているiPad Pro。

 

今回の出張では、『生き残った帝国ビザンティン』『世界史を「移民」で読み解く』という2冊を読み終えました。

 

この後に控えているのが、今や古典に入りつつある名著『文明が衰亡するとき』。

 

大きく括れば「文明論」というカテゴリーの本を読み漁っているわけですが、その理由は、「日本や鹿児島はヤバイ方向に向かっているんじゃないの?」という漠然とした不安感。

 

背景にはグローバル化であったり、テクノロジーの進展であったり、あるいは社会構造の変化や国際秩序の不安定化だったり。

 

要は、今、生きている我々の世界のパラダイムが、いつ変化するかはわからない、という現実があるということ。

 

その変化が起きた時に、過去の歴史を知っていても、対応策や処方箋は書いてないかもしれない。

 

しかし、危機に際して、どのように考え、どう行動するかという「生き方」のヒントはあるかもしれないと。

 

大学時代に夢中になって読んで、今でも、原作小説とDVD−BOXセットを所有している『銀河英雄伝説』というSF作品があります。

 

その作品に書かれた創作の世界が現実化しつつあるような感覚に陥ることがあります。

 

その作品に登場する「不敗の名将」ヤン・ウェンリーは、歴史から着想を得ることで、数々の危難を乗り越えていきます。

 

私も、かかるヤン総督の爪の垢でも煎じて飲んでみることにします。