聖なる夜に クリスマスの奇跡 その10 | スカイリム アサシンの日常

スカイリム アサシンの日常

スカイリムでの冒険を紹介

首飾りが本来の持ち主に返せて良かった。

 

 

そして、長年の心のわだかまりが解け、少し軽くなった。

 

 

セロは、感慨にふけっていた。

 

 

それなのに彼は突然現れた。

 

 

シセロだ。

 

 

彼も、全く空気を読まない。

 

 

そもそも、そんな事を気にもしない。

 

 

 

「クリスマスの奇跡だって?

 

 

それじゃあ、シセロは聞こえし者になる。

 

 

奇跡が起きるんだ。

 

 

ひひひひ・・・

 

 

シセロは聞こえし者だビックリマーク

 

 

 

そう言いながら、ぴょんぴょん飛び跳ね、踊りまくっている。

 

 

シセロはいつも通りのシセロだ。

 

 

セロがそう思いながら見ていたら、シセロが血まみれなのに気付いた。

 

 

まさか!?

 

 

子供達は無事か?

 

 

と驚いているとルナがやってきて、大丈夫だと言う顔をした。

 

 

ルナの話によると、プレゼントを配った後、大変だったらしい。

 

 

シセロは誰か殺そうと言い出し、セラーナはハチミツ酒を大量に飲んでいた。

 

 

「何故か、とても戦いたい気分ですわ。」

 

 

と、セラーナが真顔で言い出したのだ。

 

 

目が座っていて、怖かったらしい。

 

 

街中で何かあっては困るので、ルナはシセロとセラーナを連れだした。

 

 

そして、近くの洞窟で山賊退治をしてきたのだ。

 

 

これは正式な依頼になっていた。

 

 

なので何も問題ないようだ。

 

 

夜中に、テンションMAXのあの2人に襲撃されては、山賊はひとたまりもなかっただろう。

 

 

セロは内心、山賊が少し気の毒になった。

 

 

シセロの返り血は、その時のものらしい。

 

 

 

ルナは、それよりセロの方は大丈夫なのかと聞いてきた。

 

 

キャンドルハース・ホールに入っていくセロは、まるで監獄に入れられる囚人のようだったと言われた。

 

 

あの時は、まさにそんな気分だったかもしれない。

 

 

セロはルナに、何があったのかを手短に話した。

 

 

話し終えるとセロは、

 

 

「これが、クリスマスの奇跡というやつなのか?」

 

 

と、ルナに聞いた。

 

 

 

ルナは少し考えた後、それは誠実で正直であろうとした、セロが起こした奇跡だと言われた。

 

 

そして、何かがそれに少し力を貸しただけだろうと。

 

 

 

ルナはプレゼントだと言って、小さな箱を差し出した。

 

 

セロが開けてみると、中には金の首飾りが入っていた。

 

 

つづく