ジャカルタの海に近いエリアのコタ地区(Kota Tua)は、歴史的な旧市街。
オランダ植民地時代の面影を色濃く残しています。
ここでは、17世紀から18世紀にかけてのオランダ統治時代の建築物や文化を楽しむことができるとのことで半日ほどで可能な限り観光しました。
多くはファタヒラ広場に隣接しているので周りやすいですが、一つ一つをゆっくり見ようとすると時間がかかるので、興味のあるところから順に回りました。
ファインアートセラミック博物館
こちらは茶器などに関する展示を期待して行きました。インドネシアの各地の焼き物などが網羅されている感じでした。アートの展示は、インドネシアの現代アートがなかなか素敵で見応えありました。全体的にアースカラーで落ち着いたものが多かったですが、カラフルなもの、緻密なもの、各地の伝統を取り入れた多種多様な芸術作品がありました。
ジャカルタ歴史博物館
元々はオランダ植民地時代の市庁舎として1710年に建てられた建物で、バタビアの歴史が先史時代からわかりやすく展示してあります。
ちょうど校外学習時期と重なっているらしく、いくつかの学校の子どもたちがたくさんいました。
課題だったのか、インタビューを受けました。どこからきたか、博物館の感想など。
子供らしい元気さがある中で、積極的な子がいるのもシャイな子がいるのも日本とそれほど変わらない印象でした。
余談ですが、見終えてから建物の写真を撮っていたら、係員のおじさまが、とってあげるよ、と(インドネシア語&ジェスチャーで)申し出てくれたのでお願いしました。
棒立ちしていたら、インドネシア語で何か言ってくれたのですが
どうもジェスチャーから読み解くに、ポーズ撮りなよ!ということでした。
こんなのとかこんなのとかあるでしょ!みたいな感じで促されて
おじさまと同じポーズをとると、そうそう!と大きく頷いて何枚か撮ってくれましたが
なんか笑っちゃって、、いい記念になりました。
インドネシアの方、ポーズが上手だな、と色々な場所で見かけて感じたことです。
そんなこんなでこの二つをゆっくりみたら時間がいっぱいでした。もう少しさらっと見ればワヤン博物館も行けたかもしれません。
そして、この広場の一角にあるのがカフェ・バタビア(外観が枚数制限で載せられない。。)
オランダ植民地時代の雰囲気を残したカフェ。洗練されたフーズやドリンクがいただけます。
紅茶を頼んでいる人が近くのテーブルにいて、白い現代的なティーポットだったので、現地のスパイスをたくさん使った飲み物を頼みました。これが若干疲れた身体に沁みて美味しかった〜
ナシゴレンもソースが泡になっていて、スタイリッシュ。
なのですが、海苔を卵焼きで巻いたお弁当に入れるようなものが乗っていたり、とびっこが乗っていたりと親しみある感じもありました。
インドネシアの博物館は観光客価格というのが設定されていました。
カフェも、ガイドブックに必ず乗っているだけあって、観光客価格。(メニューも違うのかな?その辺りはわかりません)
もう一つ、飲み物だけのために別のニューバタビアカフェに入りましたが、こちらは若干抑えめでした。
味もインテリアも洗練された感じ、でもどこかノスタルジックな雰囲気がとても素敵でした。
そして、カフェで地図を見ていたら、この近くにお茶通りと名前がついているところがあり、行ってみることに。
ちょっと裏通でしたのでなんとなく怖かったのですが、無事向こう側まで歩くことができました。
何かあるわけでもないですが、広場と港方面を結ぶ道は、当時はお茶を運んで保管していたり、茶商などがいたのかなぁなんて想像しながら早足で。
軽く調べたところ、正式に文書には残っていなさそうです。
他にもウコン通りやクローブ通りなどがあるそう。
名前にも面影があって、面白いですね。
最後までお読みくださいましてありがとうございました