あなたは高級品を使かう派?使わない派? | 高橋和子の片づけ上手塾*シンプルで心地よい暮らしに整える

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認知症による、ゴミ屋敷化を予防できて、脳もお家も活性化する新片づけメソッド~

皆さんは、

高級ブランドのコーヒーカップを
日常的に使う派?使わない派?


受講生さんからこんなお話を伺いました。
Aさんは、高級ブランドの陶器が好きで、
コーヒーカップをコレクションしていたそうです。




ある時、事情があって

大きな家から小さな家に越す事に。
コレクションしていた、コーヒーカップは、

未使用だったので、惜しい気もしましたが
小さな家では、保管することもムリなので、

お世話になった友人に差し上げました。

親友に、一番お気に入りのカップを上げた時に、
その方が「私はこのカップをしまっておかないで、使うよ」と。


このカップの最初のお客様はあなたです」と言って
差し上げたばかりの素敵なカップで

コーヒーを淹れてくれたそうです。



その時に、Aさんは「こうやってお気に入りのカップで

コーヒーを楽しむ事だってできたんだ」と気づいたそうです。

Aさんは、高いモノ=壊れてはいけない=

大事に保管と言う固定観念に捉われていたのです。

意外と人間て融通がきかない生き物で、やり方は
一つではナイと言う事に気が付かないものです。

モノは使われることによって、初めて意味を持ちます


上質なコーヒーカップは、くちびるに当たる部分の
厚みといい、全体の重みといい、コーヒーを美味しく
頂けるように計算されています。


上質なモノに触れるという行為が、

五感を磨くということにも繋がるのです。

そして、心のゆとりや癒しにも…。

Aさんはご友人の愛情に、涙しながら、

コーヒーを味わったそうです。

Aさんのことを思うご友人の温かな心遣いで、

執着という一番やっかいなものを

手放すことが出来たのでしょう。
 

 

片付け上手塾エグゼカレッジ表参道 代表理事 高橋和子