オールスターと言うお祭りの後にいきなりえげつないトレードの話が。
サクラメント・キングスがデマーカス・カズンズを
ニューオーリンズ・ペリカンズにトレード。
ウソだと言って 。・゚・(つД`)・゚・。
これまでたびたびトレードの噂はあったけれど
オーナーのお気に入りなので契約延長の話が進んでいるという情報は何やったんや。
キングスのデマーカス・カズンズが今シーズンオフに5年総額2億700万ドルで契約延長の見込み
現地2月23日(木)のデッドラインまでに大きなトレードは無いかなと
他人事の気分で楽しみにしてたらえらいことになってしまった。
確かにデマーカス・カズンズにコスタ・クーファス、ウィリー・コーリー=スタインがいるのに、
ドラフト1順指名でユアゴス・パパヤニスとスカル・ラビーシエアとビッグマンを獲得。
2人共に素材型でここまでほとんど出場時間は無いとは言ってもビッグマンは飽和状態で
逆にポイントガードが薄いというイビツなロスターにはなってはいた。
NBA 2016-17シーズン サクラメント・キングスの開幕ロスターが決定
ロスターのバランスは良くなるけれど現役ナンバーワンのセンターを出してしまうとは…
トレードの内訳は下記。
■キングス
・SG バディ・ヒールド (23才:ルーキー1順全体6位)
2016-17シーズン・サラリー:352万ドル
(2018-19シーズンはチームオプション)
・2016-17シーズン
57試合出場(37試合先発)・20.4 MPG
8.6ポイント(FG% 0.392)- 3P% 0.369 (89/241)- FT% 0.879
2.9リバウンド・1.4アシスト
オクラホマ大出身のバハマ人プレイヤーで
3年生時にプロ入りすることも考えたそうだがアーリーエントリーせずに
カレッジでしっかり経験を積んだというのは好感が持てる。
そのシニアでは25.0ポイント(FG% 0.501)- 3P% 0.457と素晴らしい成績を残しており
プロ入り後の現時点ではFG% 0.392と苦戦はしているがポテンシャルは高い。
2/17のキングス戦ではカズンズの股間を殴って退場になるという因縁も。
ルーキーながらカズンズに当たりに行くとはいい度胸をしている。
・SG/SF タイリーク・エヴァンス (27才:8シーズン)
2016-17シーズン・サラリー:1020万ドル
(今シーズン終了後に完全FA)
・2016-17シーズン
26試合出場(0試合先発)・18.2 MPG
9.5ポイント(FG% 0.401)- 3P% 0.300 (21/70)- FT% 0.776
3.3リバウンド・3.5アシスト・0.9スティール
2009年ドラフト1巡全体4位でキングスが指名し新人王を獲得。
4シーズン過ごした後にサイン&トレードでペリカンズに移籍。
キングスがタイリーク・エヴァンスをサイン&トレードで放出し、グレイヴィス・ヴァスケスを獲得
おかえりなさい。
ペリカンズではチーム事情でポイントガードでもプレイしており、
今シーズンはヒザの手術のため開幕から17試合欠場。
シーズン終了後に完全FAになることから再契約しないかも。
・PG ラングストン・ギャロウェイ (25才:3シーズン)
2016-17シーズン・サラリー:520万ドル
(2017-18シーズン・サラリー:543万ドルはプレイヤーオプション)
・2016-17シーズン
55試合出場(0試合先発)・20.4 MPG
8.6ポイント(FG% 0.374)- 3P% 0.377 (101/268)- FT% 0.769
2.2リバウンド・1.2アシスト
ドラフト外からの叩き上げで、まだ若いこともあり
控えポイントガードとして期待してもいいかな。
・2017年1順指名権 (トップ3プロテクト)
・2017年2順指名権 (フィラデルフィア・76ersの指名権)
■ペリカンズ
・PF/C デマーカス・カズンズ (26才:7シーズン)
2016-17シーズン・サラリー:1696万ドル
(2017-18シーズン終了後に完全FA)
・2016-17シーズン
55試合出場(55試合先発)・34.4 MPG
27.8ポイント(FG% 0.451)- 3P% 0.354 (95/268)- FT% 0.770
10.7リバウンド・4.9アシスト・1.4スティール・1.3ブロック
ただカズンズは今回トレードされてしまったことで
特定選手例外条項(Designated Player Exception)として
キングスと交渉していたとされる5年総額2億700万ドルの大型契約は結べなくなった。
DPEの、選手としての成績の条件は満たしているけれども、
契約するチームが「その選手をドラフトで指名したチーム」もしくは
「ルーキー契約中にトレードされたチーム」という規定を満たさなくなってしまった。
A deeper look inside the NBA’s new collective bargaining agreement
・SF オムリ・カスピ (28才:3シーズン)
2016-17シーズン・サラリー:296万ドル
(今シーズン終了後に完全FA)
・2016-17シーズン
22試合出場(2試合先発)・18.0 MPG
5.9ポイント(FG% 0.453)- 3P% 0.379 (11/29)- FT% 0.571
4.1リバウンド
昨シーズンはジョージ・カール前HCのシステムにもハマりキャリアハイの成績を残すも
今シーズンはコンディション不良もあって成績ダウン。
デマーカス・カズンズとアンソニー・デイヴィスのケンタッキー大コンビの
フロントコートの破壊力は考えるだけで凄まじい。
プレイオフの第8シードを目指してペリカンズも思い切って動いてきた。
カズンズとの別れは寂しいけれど、ペリカンズで頑張って欲しい。
一緒にプレイオフに行きたかったなあ・・・
今回のトレードでキングスにはドラフト1順ルーキーが4人も在籍することに。
・1順全体6位 SG バディ・ヒールド
・1順全体13位 C ユアゴス・パパヤニス
・1順全体22位 SG マラカイ・リチャードソン
・1順全体28位 F/C スカル・ラビーシエア
シーズンエンドとなったルディ・ゲイとの再契約も無さそうなので
完全に一からチームの作り直しとなり、
残りのシーズンは若手起用に切り替えて将来に備えるしか無い。
また来シーズンはカズンズとゲイなどが抜ければサラリーキャップは大きく空くけれど
弱いチームに来てくれる選手はなかなかいないので自力で育てるしか無さそう。