私だ。
よろしくお願いいたします。
仕事ができる人間ってどんなやつだろう。
効率よく作業ができる?
ミスが少ない?
サボらない?
今日は、そんな仕事のできる人の話。
私が指導している新人さんの話題になった時の事。
新人さん、左利きだから大変だ という話をした。
私は慣れてもらうしかないと思って、地道に練習してもらう事しか頭になかった。
しかし、それを聞いた有能さん。
『左利き用の道具が必要じゃないか?』
『本社にあるか、問い合わせてみる』
『無いならホームセンターで探してくる』
なるほど、仕事がはやい。
どうしようか、なんて迷うことなく、
まず行動。
結局、左利き用は費用が段違いで、試用期間中の人のために購入はできない。
って断られた。
その後、本人に左利き用の道具は今まで使ったことがない。ずっと右利き用で作業してきたから、左利き用は用意されても使い切れない。
って断られた。
本人の意見も聞かずに走り出すのは、まあ先走り過ぎたのかもしれない。
問題点をいち早く見つけ解決する能力はある。
その行動力は称賛ものだ。
さすが有能さん。
責任者、役職者と呼ばれる人には我の強い、
悪く言えばヤンキーっぽい人が多い。
部下に対してはワンマンで、
目上の上司には上手いこと取り入る。
おとなしい人でも役職者になれるだろう。
そんなタイプは上手いこと立ち回れず、
一人でストレスを抱えて最後は駄目になる。
そんな人 何人も見てきた。
おじさんも そんな一人だ。
前の仕事では上と下に挟まれ、ストレスがたまり、自分の仕事に自身が持てなくなっていった。
辞職を決めたときも、引き止めてくれた人はいた。
トラブルを起こさず、無難な仕事をする。
使いやすい人間だったのだろう。
部下からは怒らない穏やかな人と思われていたかもしれない。
怒れなかっただけだ。
舐められていただけだ。
そんな気持ちで職を退いた。
無いものねだりかもしれないが、
喧嘩をしても、嫌われてても、愛想が悪くても
真っ直ぐ、前を向いて歩ける人に
なりたかったなぁ。