しかし、指に瞬発力がない。左の半分以下。

なので、相当頑張ってもメトロノーム60で4つ打ちが精いっぱい。

実用になるのは40の4つ打ちぐらいが精々か...

 

ゆっくりゆっくり弾くなら今が人生で一番うまいと思うが

こんなに遅くてはどうにもならない。

 

ギターだけではなく、何をやるのも遅い。

定年退職し、再雇用も終えた。

この歳では仕事は単純作業・軽作業しかないが

同年代の他のバイトさんに比べても明らかに手返しが遅く

いつも足手まといで肩身が狭い。

 

手術・失敗をしなければ

少なくともアルバイトでこんな苦労はしなかっただろう。

当時は考えても見なかった、まさかの支障。

 

人生は長いです。

手術を検討している人は老人になった時のこともよく考えて。

 

 

術後5年を過ぎ、6年にさしかかろうとしている。

 

手術で人並みの半分以下に落ちた右手の瞬発力

少しずつ戻っている気がしていたが

5年前のビデオを見て唖然

瞬発力はちっとも戻っちゃいない

 

弾いたあとの指の戻りが遅い

手術以来ずうっとこれが悩みだったのだけど

5年以上練習しても

この点はまるで進歩していない。

 

あとは瞬発力だけなのだ。

卵をちゃちゃちゃちゃっと混ぜる あの瞬発力

 

あと少しでいいから動いてほしい。

 

 

 


結論から書くと
どうにか楽しめる程度には弾けるようになった。
ごく最近のことだ。 まだ速度は出せないが
アルペジオが安定したことが大きい。
    
指の瞬発力を抑えて
前回書いたスローモーションのリハビリを1年半ほど続けるうち、
どういう軌道で動かすべきか、頭ではわかったような気がしたが

長い間、それを実現することはできなかった。

 

たまたま親指に付け爪をして、爪をかなり長くしたら

思い通りの軌道で弾けるようになった。


親指が良くなったら、再発した中指も、

親指との連動でいくぶん動きやすくなった。


親指がきっかけて芋づる式に手のバランスが良くなって
アルペジオが安定した。
アルペジオの練習ができるようになったら
他の奏法も良くなってきた。

今までの頼りない感覚とは明らかに違う。




2本指交互のスケールはまだ
メトロノーム120の1つ打ちぐらい・・・


手術による右足の障害は相変わらず。
混雑した駅構内などで咄嗟に左右に移動すると危ないことがあるが

怖さに慣れた。

呂律、声帯の神経、箸使い、縫い痕の禿などにも
多少の問題は残っているが

ギターが弾ければそれでいい。




今になって思えば
手術に頼らず、他人に直してもらおうとせず、
もっと早くから覚悟を決めて、年単位で
スローモーションのリハビリを徹底すればよかった。

でも、手術に失敗しなければ、そんなことにも気付かなかっただろうし、
落ちるところまで落ちて要求度が下がったからこそ、
今程度のメカニックにも喜びを感じられるのだろうな とも思う。

手術を受けた甲斐があったと思いたい。
それに、私の失敗はきっと他の人の手術にも生かされている。




今ふと思い出したが

手術前、2度目の診察の時のこと、
堀沢先生と1対1の診察で訊かれた。

「〇〇さんはプロの演奏家なんですか?」

あれはグサッときた。
平先生の調子のよい初診で舞い上がっていただけに
一瞬うろたえた。

しょせん全盛期でさえ三流アマチュアだった自分。
その現実を突きつけられた気がした。
しかし、

自分のアイデンティティーを賭けてこの手術を受ける!!

・・・・・

 




あれから4年間
じゃなくて、発症から20年? いや、もっと?

ずうっとメカニックの回復だけを目指して過ごしてきた。

そこそこ弾けるようになってみると
自分が何をしたかったのかがさっぱりわからない。
相も変わらず慎重な基礎練習で1時間が過ぎる。

これからどうしよう? 
間抜けな話ですが


徐々に方向を見出していけたらと思います。


 
 


 

もう日が変わってしまったが

 

6月6日はギター記念日

おととし 「40周年」と書いた。

残念な40周年だったが

42周年は少しマシな状態で迎えている。

 

術後2年半経った今年の3月

焼いて途切れていた神経が両側から徐々に伸びて近づき

パシッとつながったような感覚があった。

(単なる想像です(^^;ゞ)

 

ある速度を超えると再発挙動が現れる中指をなだめながら

自分の瞬発力を越えない速度で練習している。

しかし、

すっかり落ちてしまった右半身の瞬発力はいかんともしがたく

スケールの速度はメトロノーム80の1つ打ちぐらいまで上げたらやめる。

(やめざるをえない)

 

ジストニアって、思うに

何らかの理由で瞬発力がおちた時に

以前の瞬発力の感覚で弾き飛ばそうとすると

脳へのフィードバックが期待よりも遅れ、感覚がズレ、

それでも本来の速度で弾こうと焦って繰り返すうちに

脳が混乱して発症するのではないか。

 

治す方法は脳が手のフィードバックを確実に受け取れたと

自覚できる速度に落として練習することだと思う。

 

"テンポを落とす"というより、"スローモーション"。

指が弦に近づいてゆき、

弦に触り、

徐々に圧力がかかり、

リリースし、

元の位置にスローモーションで戻る

それぞれの段階をいちいち意識しながらやる。

 

それだけを根気よく続ければ治っていくと思う。

しかし、退屈な作業である。

だから、ちょっとでも調子が上がると元の速度に戻してみたくなる。

それをやったら、それまでの苦労は一瞬にして水の泡。

 

我慢してスローモーションだけを1年以上続けていると、

見えてくるものがあります。


手術で治る人もいる。

リハビリをしている猶予ないと思うなら、一か八かやるのもよいでしょう。

しかし、後悔する確率は非常に高いと思います。

後悔して 「魔法はないんだな」 と納得し

やっとスタート地点に立つ。

それも1つです。

 

 

 

 

定位脳手術から2年9か月。

ジム通いなどもして体のリハビリに努めていますが

右半身の不自由は1年前とほとんど変化がなく

このまま固定してしまうのかな....という感じです。

ここ1ヶ月ほど、
時々意思と反対方向の力がはたらくようになり、
その頻度は徐々に増えつつある。


手術後10ヶ月近く経った今頃になって、
どうやら再発してきたようだ。


ジストニアを自覚し始めた14年前と全く同じ感覚。
あの時、今と同じ知識と観察力があれば・・・と残念に思う。


右腕と足の障害は相変わらず残っている。
手の瞬発力は回復の兆しが全く見えない。
関係ないはずの左手も、徐々におかしくなっていく。

手術の目的は何も達せられないまま、障害だけが増えた。


 

これからはQOLの回復に注力していく。

 

手はせめてこれ以上進行しないよう気を付けてゆきたい。

 

あやうく忘れるところだった。


きょうは私のギター記念日
そして
40周年

娘のウイスキーを少し分けてもらって、

ハイボールで1人で乾杯



芸事は6歳の6月6日からって言うでしょう?

6歳には戻れないけど、
せめて6月6日から始めようと思って、
『ソンコ・マージュ ラテンギター教本』 を買ってから

暫く待ったっけ。(笑)
 

 

まさか 30周年より悪い状態で今日を迎えるとは

思っても見なかったけど…

 

50周年こそは穏やかに ほどほどに

ギターを楽しめていたらいいなあと思います。

 

 

 

定位脳手術から1年9か月

まだ右半身の瞬発力の低下と不自由は続いています。

 

 

仕事で毎月 月初に押す検印がある。
10枚前後の会計伝票に
シャチハタのハンコで押していく。

定位脳手術以来、このハンコ押しが苦痛だった。

先月まで、ブレてズルッとズレて、
汚ない検印だったのだが、


きのうは押し終わった後、
あれ?普通に押せたなぁと気が付いた。

見直してみると、
ぶれたのは1枚だけ。


それなりに回復してきてるんだな~。
手術からもうじき9ヶ月。




20年も前のこと、
とても深い親知らずを
3時間かかって抜いたことがあった。

神経を痛め、唇は常にしびれ、
食べ物を口からよくこぼしていた。

でも、1年半たったある日、
そういや、唇のしびれが消えてるなあ
と気が付いた。


この経験が
今の私の支えになっている。



 

(最後にも書いていますが、咀嚼時の舌の動きと手術との因果関係は

  否定されています。
  また、私はもともとあまり噛み合わせが良い方ではありません。
  その前提でお読みください。)



定位脳手術以来、呂律は今一つで、
噛むのも億劫で丸飲みに近くなりがちだった。

呂律のことはよいとしても、咀嚼に関しては

この状態が続くのは健康上良くないと感じ始めていた。

せめて小臼歯に樹脂の詰め物をちょっと足してもらおうと思い、
かかりつけの歯医者に行った。



先生は私の口の中をのぞき込んで、

「う~ん、こういうことですか、う~ん、ふぅ~む・・・」

ひたすら唸って首をかしげていた。

 

どういうことなのか尋ねようにも、
口内鏡を突っ込まれたままなので何も反応できない。(笑)



見終わってから先生がおっしゃるには

・ 小臼歯の上下の間が以前よりも空いていると思う
・ 顎の力が弱くなっていることが原因? しかし解せない
・ 以前に小臼歯に足した樹脂のすり減り具合からすると、
  しっかり噛めていた時期があると思われる


「ちょっと不思議な状態なんですけど、
 最近、何か変わったことはありませんでしたか?」

と問われて、
定位脳手術のことを話した。

衝撃的な話に、ぶっ飛んでおられた。(笑)
そして、納得されたようだった。


その後、口の筋肉を見る特殊なレントゲン撮影をした結果、
舌が下あごにべったり着いていると指摘された。

口を閉じた安静時では、
舌先は上の前歯の内側に収まるものだそうだ。
私はダラッと下がっているという。

「こうなると噛みにくいでしょうね。
食事のときは、ちょっと意識して舌を挙げてみてください。」


家に帰ってさっそくやってみたところ、
たしかに、かなり噛みやすい。
手術以前はこうしていたのだろうか?


食事の間じゅうやっていると疲れるが
これが正しい状態なのだろう。


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呂律にも効果があるかもしれないと思い、
色々やってみた。

舌の奥の両側を
上の奥歯の内側に押し付けるような感じにすると
サ行の発音が断然楽だ。
特にシとス。
そして、イ段全部。

これを意識して発声練習すれば治るなーと思うが
口数は少ない方で
あまり困っていないので忘れがちだ。


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この出来事は、女子医大病院の診察を受ける前だったので、
舌が下がっている件と、発覚のいきさつは平医師にお話ししたが

「それは(手術とは)関係ないでしょうね。
今までたくさん手術をしてきましたが、そんな話は聞いたことがありません。」
とのことだった。

私も
「別にそんなに困っているわけじゃありませんからいいんですけどね」
と言った。
今さらどうでもよいことなのだが

毎回、あれもできない これもできないと話すばかりでは
お互いにつまらないので、
興味深い話題かな?と思って話したのだが
全く興味を持たれなかったのは、ちょっと残念だった。



 

定位脳手術後、相変わらず右腕が制御できないことに悩まされている。


ギターは毎日1時間ちょっとではあるが触り続けている。
とても「練習」と言えるレベルではなく、目立った進展もない。
左腕が何となく不器用な状態も変わらない。

足の方は、1ヶ月ほど前から、人込みでは素直に杖を突くことにした。
やっぱり杖があると楽だ。

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さて、
先日、お世話になっている作業療法士さんがいる整形外科で
久しぶりに先生の診察を受けた時のこと、

「腕というより、手首なんじゃないですか?」
と言われ、
いろんな動作を見ていただいた。

「手首の屈伸がぎこちないから
腕でフォローしに行ってるんじゃないかなぁ。
それがうまくいってないのかもしれないですよ。」

腕は相変わらずガックンガックンと迷うことがある。
これが本当に手首の代償動作だとすると
新たなジストニアを生んでいるのかも と不安だが

おかげでリハビリの方針も少し変えられる。


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「足はどうですか。しゃがんだり立ったりはできるんですよね?」

(スクワットは普通に20回ぐらいはできる。
女子医大病院でも、行くたびにスクワットを2~3回やって見せている。)

「つかまり立ちで片方ずつ、できる深さまで曲げてみてください。」

観察の結果、右足は
真っすぐ伸ばした状態から、膝を折り始めるごく僅かな角度までが
力が入らないことがわかった。

伸ばした状態で何となく充実感がなく、
曲げる瞬間にカックンと膝が折れるが
そこから先、しゃがんでいくときにはしっかり力が入る。

つま先でしゃがむリハビリは効果が出ているのに

うまく歩けない
その謎が解けた。

これもリハビリの大きな参考になる。


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先月、定位脳手術8ヶ月後に女子医大病院で診察を受けてきたが
上記の出来事は そのあとのことなのでお伝えできていない。

診察では相変わらずの状態をいろいろ説明したが

「どうして今だにこんなに不具合が残っているのかがわからないんですよね。
何か気晴らしをされた方が良い感じはします。」

とのことだった。

「たしかに…、ギターも全く気晴らしになっていませんしね。(苦笑) 」 (私)

「むしろストレスになっているようですし」 (平医師)

最後はこんな会話になった。


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私は女子医大病院まで交通至便な場所に勤務しており、
診察費用も電車代を含め1000円もかからないから気軽に行ける。
しかし、あまり短い間隔では行く意味がない気がして
間を開けてもらうことにした。

次は10月。

術後1年1ヶ月となる。

その頃の私はどうなっているだろうか。

 


 

1月中旬~2月中旬までは徐々に良くなる感じがあったが

その後1か月ほどは転げ落ちるように

足も腕も悪くなる一方である。

 

まるでパーキンソン病のようで、

再び杖を突く生活に戻りそうな感じだ。

 

ギターは毎日1時間は練習しているが

メトロノーム60から進歩なく虚しい日々である。

 

手術とは関係ない はず の

左手左足も かなりおかしい。

 

 

平医師からは

「痩せたのではないか。体が弱っているように見える」

と言われたが

体重はこの6か月間、ほとんど変化はない。

 

「肝臓が弱っているのではないか」  とのことで、

「血液検査を受けてください。異常が出たら即ご連絡します」

と言われて、採血して帰るも、

いまだに連絡が来ないところを見ると、何ともなかったのだろう。


次は2か月後の予約。

 

 

 

 

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後日追記

 

血液検査は異常なしとの診断

(ごくわずかに基準値を超えたものがあるが肝臓とは無関係)

 

体重なんて本人が気づかないうちに変動してるのでは?

という疑問にお答えすると、

 

私はスマホアプリと連携する体重計を持っておりまして、

乗っただけで体重がWi-Fi経由で自動記録されグラフ化されますので

過去の履歴は一目瞭然なのです。

 

痩せて見えたのは散髪をさぼっていたからでしょう。

散髪はずっと自分でやっているのですが

手が不自由でやりにくくなりました。

 

 

更に追記

 

前々回の記事では 「日に日に良くなっている」 というようなことを書いていますが

良くなっていると思いたい気持ちから、

些細な回復を大きく書いていたと思います。

 

思い返してみると、

こと、足の障害に関しては、僅かな好不調を繰り返しながらも、

術後3ヶ月の頃とほとんど変わっていないというのが実態です。