一条工務店さんの太陽光パネルはこういうものですよ、っていうのをつらつらと書いてみました。

 

けっこうマニアックな内容ですひらめき

 

 

 

こちらは後編ですので、まだの人はこちらからご覧ください!

 

 

 

 

  変換効率について思うこと

 

一条工務店さんで太陽光発電を採用する場合は大抵、屋根全面がパネルとなりますので、10kW前後のとても大規模な発電システムとなります。

 

ですが、発電量があまりにも多すぎて一般のご家庭では使いきれず、価格が安いにも関わらず売電するしかなくなります。

 

となると容量はもう十分なので、変換効率より価格を優先して、太陽光パネルを開発してほしいなと、個人的には思いますニコニコ

 

 

もちろん、屋根に載せられる太陽光パネルが少ないといったご家庭では、変換効率は無視できない要素です。

 

あくまで、一条工務店さんだったらの話です。


 

 

  HRD社さんについて

 

前回の話で、HRD社さんの太陽光パネルを採用したと書きました。

 

このHRD社さんって、一条工務店さん向けに太陽光パネルを生産している会社になるのですが、あまり聞き慣れないと思います。

 

 

この会社、実は一条工務店さんの言わば親会社みたいな存在ですにっこり

 

略さない場合、House Research Development社といいます。

 

海外の会社ですし一般販売は行っていませんので、まず知る機会はないと思います。

 

 
このHRD社さんですが、一条工務店さん界隈では有名な、さすけさんのブログで紹介されています。

HRDについて@一条工務店i-smartで建てるスマートハウス!

あとIwashitaさんのHPでも、やたら詳しく紹介されていますびっくり

一条工務店から学ぶもの@monotsukuri.net

フィリピンに工場があるおかげで、人件費と税金が安いみたいですね。

 

 

公式HPも一応あるのですが、従業員が2万人を超える巨大企業の割に、とりあえず作りましたレベルの情報しかありません。

HRD

代表者名すら掲載していないとかやっつけ仕事すぎて、とても変な感じですがネガティブ

 

 

(なお、少し前まで見れてたのですが、今はなぜか見えないです。Internet Archiveさんからなら見えます)

 

【セミが隠れているよ!】

 

  価格について

 

一条工務店さんの場合、太陽光10kW&蓄電池7kWのセットで税込み202万円でしたが、太陽光単体の価格は不明です。

 

しかしながら、興味深いサービスがありますので、ご紹介いたします。

 

 

 

こちらは、一条工務店さんの太陽光&蓄電池に対するローンサービス、に似た何かなのですが、注目して頂きたいのはサポート資金の欄です。

 

ここに「14万4,650円×パネル出力(kW)+57万2,000円」という計算式が記載されています。

 

 

我が家に当てはめて計算すると201.85万円となりますので、見積書の金額202万円とほぼ一致しましたひらめき

 

なので、太陽光パネルは14.465万円/kWと考えてよさそうに思います。

 

 

 

さて、これってどうなの?キョロキョロって話ですが、2022年の住宅用太陽光発電の費用は、経済産業省さんによると以下の通りです。

 

新築案件(既築案件を除く)のシステム費用(パネル+パワコン+工事費)は、

 

つまり、14.465万円/kWというのは、上位4分の1に十分収まる安価な価格設定であることが分かります。

 

太陽光10kWを設置する場合の平均は、26.1×10=261万円なのですが、一条工務店さんはこれに蓄電池もついてきてなお、59万円も安価です。

 

これはさすがに、非常にリーズナブルだと思います。

 

 

もちろん一条工務店さんだけではなく、他社さんでもたまに破格で太陽光パネルを導入されている人をみかけますが、これありがたいですよねチュー

 

まさしく電力革命と呼んでいいように思います(笑)

 

 

 

  気になること

 

素人なりに気になっていることを、最後に書いてみたいと思います。

 

 

 ①片流れ屋根しか選べません

 

デザイン上の制約となりますし、雨漏りリスクも高いそうです。

 

もちろん適切な施工と適切なメンテナンスがあれば問題ないんでしょうけれども、わざわざリスクを負うこともないよね、と思います驚き

 

 

我が家の場合、2階の最上部が太陽光パネルで、片流れです。

 

1階は瓦屋根なので、切り妻を採用できました。

 

 

 

 ②ルーフィングの耐久性は?

 

公式HPによると「太陽光パネルの固定金具からの雨漏りを、高品質な下地材がしっかり防ぎます」だそうです。

 

太陽光パネル自体はメンテナンス不要(ただし発電効率は劣化する)みたいですが、ルーフィングはそうはいかないでしょう。

 

 

パネル自体は普通に雨漏りするようなので、雨漏り対策はルーフィング頼みになります。

 

いつかはルーフィングのメンテナンスが必要でしょうけれども、メンテンナス費用はどのくらいになるんでしょうね?滝汗

 

 

 ③ベンダーロックインについて

 

屋根一体型太陽光パネルは一条工務店さん独自のシステムだと思いますので、万が一の際は、一条工務店さんにしか対応をお願い出来ないと思います。

 

となると競争が働かないので、割高だしサービスは選べないしとなりかねないですよね?

 

オリジナルシステムってここが怖くて、将来大丈夫なのかなぁと思っています汗うさぎ

 

 

ただこれは10年もたてば、他社さんから、一条工務店仕様の太陽光パネルの修理に対応できる会社さんが現れるのではないかと期待しています。

 

なんといっても、年間1万棟のうち8割が太陽光を採用しているらしいですからね。

 

市場規模はきっと、とても大きいと思います。

 

 

 

  終わりに

 

ここまで何だかんだと書いてきましたが、個人的には初期費用が安価な点を嬉しく思っています!

 

私が一条工務店さんにお家を建てて頂いた理由のうち、何割かを占めています。

 

ただし、HRD社はフィリピンにありますので、日本の富が海外に流れてしまっているのは残念に思っています。

 

どうせなら身近なところに還元したいと思うのですが指差し

 

 

ところで、一条工務店さんのシミュレーションによると、10年弱で元が取れるそうです。

 

実際、この1年の推移から計算しても大体10年で元が取れそうです。

 

ただし、今後メンテナンス費用がかかってくるし、別途固定資産税はかかるしで、本当に元は取れるのかなと半信半疑でもあります(笑)
 

 

終わり。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!