私は光熱費に大きな興味がありますので毎月記事にしているのですが、その中で特に暖房費についての話です。
先月も電気代が高いとか安いとか書きましたけど、そもそも暖房を我慢したのか贅沢三昧したのかで、話が全く違ってきますものね
まずは暖房費の求め方
代表的な暖房器具といえば、ストーブやエアコンがあります。
これらのうち、薪や灯油代なら単純に費用を足し算すればいいだけですが、電気代は暖房費が何割なのか不明です。
もしもHEMSがあれば各機器の電気代の表示が容易なのですが、残念ながら導入にはなかなかのコストが必要です・・・
そんな中で我が家で導入してみたのは、こちらの「SwitchBot プラグミニ」です。
本来は電源を音声でオンオフしたり、自動化したりできる機械みたいですが、私は消費電力の測定に使用しています。
この機械はリアルタイムで消費電力の表示が可能だし、データの出力も可能な割に非常に安価だったのが、購入の決め手となりました
測定してみた
という事で、「SwitchBot プラグミニ」を購入した1月9日から3月末までの1階エアコンの消費電力(赤色)をグラフにしてみました。
なお外気温(黒色)は、上下逆ですので注意して見てください。
さて、グラフを見るとやはり外気温と消費電力には相関関係がありそうですね。
平均的には1日あたり10kWh以下の消費電力でしたが、最強寒波の数日間は一気に倍増してしまいました
ちなみにMAXは1月28日で、20kWhの消費電力、640円の電気代でした。(1kWh=32円で計算)
エアコンって気温が下がるほど効率が悪くなる機械なのですが、グラフにしっかりと表れていますね。
2階エアコンと室温
先ほどは1階エアコンでしたが、我が家には2階エアコンもあって、2台で24時間暖房を行っています。
本当は2階の消費電力も知りたかったのですが、残念ながら我が家には測定器が1つしかありません
仕方がないので、家全体の消費電力(青+赤)と、1Fエアコン(赤色)と、その他(青色)が分かるようにしてみました。
なお1階リビングの室温(黒色)も描いておきました。
青色は2階エアコンとかエコキュートとか色々と含んでいるのですが、赤色と比べると、そこまで変動が大きくありませんでした。
ところで、最初は2階エアコンはケチって日中だけオンにしていたのですが、あまりにも寒いなと思って、1月末か2月頭ぐらいに2階も24時間体制に移行しました。
2月から青色の割合が増えているのは、恐らくそれが原因だと思います。
それにしても、最強寒波の数日間は消費電力が激増しているにも関わらず室温は最低を記録していて、エアコンは外が寒いと効率が悪いのがよく分かりますね
ちなみにMAXは1月25日で、約30kWhの消費電力、960円の電気代でした。
まとめ
そういえば最初に書いていませんでしたが、我が家はUA値でいうと0.38、断熱等級でいうと6です。
あとグラフには表れていませんが、残念ながら冬は足元は1~2℃ぐらい低くてスースーしていました
そんな条件下だったのですが、エアコンを24時間稼働させて、今冬最も電気代が高かったのが、1月度の23,668円(太陽光なしで計算)、729kWhの消費電力でした。
そのうち1階エアコンのみに絞ると11,713円の電気代(361kWhの消費電力)です。
これは本来2階エアコンも加える必要があるわけですから、我が家の冬の暖房代はなんだかんだ言って、かなり高かったと思われます
おまけ
我が家で使用しているエアコンは、三菱電機さんの6畳用エアコン(霧ヶ峰/MSZ-GV2222)で、定格消費電力が470W、最大消費電力が1315Wです。
ところで実際の消費電力は1カ月で361kWhなので、1時間当たり0.485kWh(485Wh)です。
ちなみにMAXは1月28日の20kWhなので、1時間当たり0.833kWh(833Wh)です。
・・・まだ余力がありそうですね
こうやって数字だけ眺めると、エアコンは6畳用で十分なんじゃない?という気がします。
注意)測定器について
上の方で「SwitchBot プラグミニ」は消費電力のデータ出力が可能と書きましたが、残念ながら1日単位の出力しかできないとう制限があります。
本当は1時間毎の消費電力が知りたかったのですが、それが出来ないのは物足りないなと思っています
リアルタイムの消費電力の表示なら可能なのですが、ずっとスマホの画面を眺め続ける必要があります。
大変です
あと、100V15Aの電源にしか対応していないのも要注意です。
例えば、14畳以上用のエアコンはほぼ間違いなく200V電源ですので、こちらの機器は使用不可となります。
なお我が家は幸い、6畳用100V電源のエアコンしかないのでセーフでした
※ 青だんごむしさんにコメントでご指摘頂きましたが、20Aにも未対応です。
100V用エアコンも機種によっては20Aですので、ご注意ください!
終わり。
マニアックな内容なのに最後までお読みいただき、ありがとうございました!