基本情報技術者試験 -44ページ目
リスク識別に使用する技法の一つであるデルファイ法の説明はどれか。

ア.確率分布を使用したシミュレーションを行う。
イ.過去の情報や知識を基にして,あらかじめ想定されるリスクをチェックリストにまとめておき,チェックリストと照らし合わせることでリスクを識別する。
ウ.何人かが集まって,他人のアイディアを批判することなく,自由に多くのアイディアを出し合う。
エ.複数の専門家から得られた匿名の見解を要約して,再配布することを何度か繰り返して収束される

【解説】
リスクマネジメント(英語: risk management)は、リスクを組織的に管理(マネジメント)し、損失などの回避または低減をはかるプロセスをいいます。

リスク識別とは、リスクマネジメントの第一のステップです。
リスクはその性質が多様であり、様々な分野に影響を与えるため、事前にできるだけ、原因となるリスク要因と予期される結果が認識され、評価されなくてはなりません。

その識別のための手法は様々あり、それが選択肢に示されています。

ア.確率分布を使用したシミュレーションを行う。
モンテカルロ・シミュレーション
  乱数をたくさん発生させ、確率実験を行なう手法

イ.過去の情報や知識を基にして,あらかじめ想定されるリスクをチェックリストにまとめておき,チェックリストと照らし合わせることでリスクを識別する。
チェックリスト法
常にチェックリストを見直し、チェックリストに必要なリスクが網羅されていることを確認してから行う。

ウ.何人かが集まって,他人のアイディアを批判することなく,自由に多くのアイディアを出し合う。
ブレーンストーミング
情報収集技法のひとつ。進行役のリードの下に、参加者が自由に意見を出し合う。

エ.複数の専門家から得られた匿名の見解を要約して,再配布することを何度か繰り返して収束される
デルファイ法
情報収集技法のひとつ。再配布の繰り返しで最終的に合意にもっていく。

【解答】エ


テストの進捗管理に使用する指標として,最も適切なものはどれか。

ア.テスト項目の消化件数  イ.テストデータの作成量  
ウ.プログラムの起動回数  エ.プログラムの修正量



【解説】
ソフトウェアをテストするということは、作成したコンピュータのプログラムを単体でもまたは結合しても実行し、正しく動作するかどうか確認する作業のことです。
目標としては、「プログラム中の欠陥(バグ)をできる限り多く発見すること」になります。
すなわち、「ソフトウェアテストに成功」するとは、「バグを発見すること」ということができます。

ただ、「欠陥が存在すること」を明示することはできますが、「欠陥が存在しないこと」は証明できません。
つまり、ソフトウェアテストをしてバグがなかったとしても、完璧にできあがっているということはできないということです。

テストデータは、テスト手法によって異なりますし、プログラムの品質の良し悪しによって修正量は異なってきます。

ソフトウェアとしての完成度を検証する工程になりますので、「テスト項目」数により、検証の品質は上がるといえます。
1度の起動で複数項目の検証ができることもありますし、そうでないこともあります。

よって 「テストの進捗」は、「テスト項目の消化数」ということができます。

【解答】 ア




 

 
  
 


表は,1人で行うプログラム開発の開始時点での計画表である。6月1日に作業を開始し,6月16日の終了時点でコーディング作業の25% が終了した。6月16日の終了時点で残っている作業は全体の約何%か。ここで,開発は,土日を除く週5日間に行うものとする。

基本情報技術者試験_平成21年春問53

 

               ア.30   イ.47    ウ.52    エ.53 




【解説】
全行程は 
仕様書作成→プログラム設計→テスト計画作成→コーディング→コンパイル→テスト
    2 + 5 + 1 + 4 + 2 + 3 = 17(日)
かかるということです。

残っているのはコーディングの75%・コンパイル・テスト作業です。
つまり、
   4日 x 0.75  +  2日   +  3日  = 8日
です

全体が17日かかるのですから、 8日 ÷ 17日 ≒ 0.47

だから 47%になります。

【解答】  イ