ITIL v3における問題管理プロセスの目標はどれか。
ア.インシデントに対する既存ITサービスへの変更や新規サービスの導入を効率的かつ安全に実施する。
イ.インシデントによって中断したITサービスを合意した時間内に復旧する。
ウ.インシデントの根本原因を突き止めて排除したり,インシデントの発生を予防したりする。
エ.利用者に単一窓口を提供し,事業への影響を最小限にし,通常サービスへ復帰できるように支援する。
【解説】
まず、
ITILというものを知っておく必要があります。
用語解説→
ITIL
設問文中の「
インシデント」とは、
顧客からのあらゆる問い合わせや障害、サービスのリクエストの総称です。
ITILとは、「
コンピュータシステムの運用・管理業務に関する体系的なガイドライン」ととらえてください。その中の
サービスサポートの
プロセスに関する問題です。
ITILの
サービスサポートプロセスは、「
インシデント管理」「
問題管理」「
変更管理」「
リリース管理」「
構成管理」に分けられています。
また、プロセスではありませんが、これら複数のプロセスを支える
機能として、
サービスデスクが存在します。
この問では、「問題管理」プロセスの目標を 求められています。
各選択肢をみていきましょう。
「ア.インシデントに対する既存ITサービスへの変更や新規サービスの導入を効率的かつ安全に実施する。」
⇒サービスの変更や導入を「変更管理」で承認し、「リリース管理」で作業します。
「イ.インシデントによって中断したITサービスを合意した時間内に復旧する。」
⇒「インシデント管理」の目標です。根本原因がわからなくても、復旧に力をいれます。
「ウ.インシデントの根本原因を突き止めて排除したり,インシデントの発生を予防したりする。」
⇒「問題管理」の目標です。根本原因を突き止めたり、予測可能なインシデントを洗い出して「変更管理」に依頼します。
「エ.利用者に単一窓口を提供し,事業への影響を最小限にし,通常サービスへ復帰できるように支援する。」
⇒ITサービスを提供する側とITサービスを利用する顧客への
窓口的役割を担っている「サービスデスク」の機能です。
【解答】ウ