基本情報技術者試験 -28ページ目
読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」
Information Technology Infrastructure Library(ITIL)とは、

元々は英国政府がITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群のこと

サービスという観点からIT管理業務をとらえたコンピュータシステムの運用・管理業務に関する体系的なガイドラインを指しています。

現在では1990年代には英国で設立されたITILのユーザーグループ「itSMF」(IT Service Management Forum)が、日本を含む世界各国に設立されて啓蒙活動を推進しています。

ITILの理念は8冊の書籍にまとめられていますが、
その中心となっているのは日常的な運用管理作業をテーマとした「サービスサポート」、
そして中長期的な運用管理計画の策定を扱った「サービスデリバリ」です。

サービスサポート」では、そのプロセスを
インシデント管理」「問題管理」「変更管理」「リリース管理」「構成管理

に分け、これら一連の活動を連携させた、望ましい組織体制や対処手順を説明しています。

「サービスデリバリ」では、、「サービスレベル管理」が定義され、
各組織の求めるサービスレベルを達成するために、「可用性管理」「キャパシティ管理」「IT財務管理」「ITサービス継続性管理」が説明されています。ITサービスの計画立案と改善手法について指針を示しています。

サービスサポートに関して、より具体的にITILの内容を説明しておきます。

インシデント管理
インシデントとは 顧客からのあらゆる問い合わせや障害、サービスのリクエストの総称です。
サービスに障害が発生すると、たとえ根本原因がわからなくても、
サービス停止状態を避けてサービスが何とか使える状態に回復することを重視します。

問題管理
インシデントそのものの数を減少させることが主な目的です。
インシデントの根本原因を追及し、必要があれば「変更管理」プロセスへの依頼を行います。
将来起こりうるインシデントの可能性を未然に調査する業務も含まれます。

変更管理
問題を解決するため、あるいは要件変更に対応するため、システムに変更をあらゆる面でコーディネートします。

リリース管理
変更管理で承認された変更依頼もとに実際の変更作業を行います。

構成管理
変更管理と密接に連携しながら、
IT環境を構成するあらゆるハードウェアやソフトウェア、ドキュメントなどの構成アイテムが格納される
構成管理データベース(CMDB)が最新・完全な状態に保たれていることを保障します。

ITILでは「3つのP」という概念について説明がなされています。

これは process(過程)、people(人)、products(成果物) の3つを指し、
それぞれがバランス良く配置されなければ効果は得られないと訴えています。

さらに 、解説本によっては、ITILバージョン3で大きな要素として盛り込まれたアウトソーシングを意識し、
partners(協力会社) を加え、「4つのP」と表現しているものもあります。


参考:引用 5分で絶対に分かるITIL  - ITmedia エンタープライズ
        http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0607/14/news135.html
        著者名 伊藤 正博氏(日本CA株式会社



ASPサービスApplication Service Provider Service

インターネットを通じて顧客にビジネス用アプリケーションをレンタルするサービスです。

また、このサービスを提供している事業者を指していうこともあります。


ユーザーは、

主にWeb ブラウザー からASP 事業者のサーバにインストール されたアプリケーションを利用します。


このサービスのメリットとしては

・サービスを利用することにより、インターネットにアクセスできる環境さえあればどこからでもすぐに各種のアプリケーションを利用することができる。

・社内のコンピュータに一台ずつアプリケーションをインストールする必要がなく、アプリケーションのバージョンアップなどの運用管理作業を行う必要がない



デメリットとしては

・サーバ上の障害や通信環境の影響をうけやすい

・セキュリティ上の注意が必要


となります。


Saasと何が違うのか?

ということですが、


現状 日本では ほぼ 同じ意味でつかわれています。


ただ、ASPは 事業者や このサービスのビジネス形態そのものを指すのに対し


Saasは ソフトウエアパッケージ(アプリケーション)そのものを 指していう


事が 多いと考えてもよいと 思います。



のも大きな利点である。

財務・会計系の問題は、 IT系の人間にとってどちらかというと 苦手なもの。

その中でも 押さえておきたいのは財務諸表の 主なものです。


財務諸表とは、「企業が利害関係者に対して一定期間の経営成績や財務状態等を明らかにするために複式簿記に基づき作成される書類」を指す。 一般的には決算書と呼ばれることが多い。
日本では
貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)・ キャッシュ・フロー計算書(C/S)・株主資本等変動計算書(S/S)

の 4表を含む。
(引用: ウイキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki


平成25年春 問77では 以下のような問題がでました。



財務諸表のうち,一定時点における企業の資産,負債及び純資産を表示し,企業の財政状態を明らかにするものはどれか。

選択肢

ア.株主資本等変動計算書
イ.キャッシュフロー計算書
ウ.損益計算書
エ.貸借対照



選択肢それぞれは財務諸表です

機能・特徴を 洗い出しましょう。



選択肢
決算書
役割と特徴
株主資本等変動計算書 貸借対照表の純資産の変動状況を表す財務諸表
キャッシュフロー計算書 会計期間における資金(現金及び現金同等物)の増減、つまり収入と支出(キャッシュ・フローの状況)を営業活動・投資活動・財務活動ごとに区分して表示作成目的は、損益計算書とは別の観点から企業の資金状況を開示、すなわち企業の現金創出能力と支払い能力を査定するのに役立つ情報を提供することと、利益の質を評価するのに役立つ情報を提供することにある
損益計算書 企業のある一定期間における収益と費用の状態を表す経営成績に関する情報を提供
貸借対照 企業のある一定時点における資産、負債、純資産の状態を表す

問題文で「一定時点における企業の資産,負債及び純資産を表示」ということで 貸借対照表が正解になります。