基本情報技術者試験 -22ページ目

バックアップシステム構成におけるホットサイトに関する記述として,適切なものはどれか。

  ア. 共同利用型のサイトを用意しておき,障害発生時に,バックアップしておいたデータやプログラムの媒体をを搬入してシステムを復元し,業務を再開する。
  イ.待機系サイトとして稼働させておき,ネットワークを介して常時データやプログラムの更新を行い,障害発生時に速やかに業務を再開する。
  ウ.予備のサイトにハードウェアを用意して,定期的にバックアップしたデータやプログラムの媒体を搬入して保管しておき,障害発生時にはこれら保管物を活用してシステムを復元し,業務を再開する。
  エ.予備のサイトをあらかじめ確保しておいて,障害発生時には必要なハードウェア,バックアップしておいたデータやプログラムの媒体を搬入し,業務を再開する。


【解説】
非常事態が発生した時の対策におけるバックアップシステムの構成において設置される、
バックアップセンタの設置方式の名称として
、「ホットサイト」と「コールドサイト」があります。

ホットサイトとは、
日常から、障害発生時にできるだけ短時間にサービスが再開できるように、
日常から稼働させておき非常事態が起きたときにすばやく業務が引き継げるように待機している状態の方式です。

そのために、バックアップサイトに定期的に業務データを送信するなど、日常的に最新の状態を保っておく必要があります。

コールドサイトとは、
コンピュータシステムを設置できる施設は用意しているが、
機材が未設置で、障害が発生してから機材を搬入し、
災害後、データの復旧を行い、業務を引き継ぎ
バックアップセンタとして機能させる方式です。

つまり、平常時は、稼働していない状態です。


選択肢を一つ一つ見ていきます。
ア:⇒x  「障害発生時に,バックアップしておいたデータやプログラムの媒体をを搬入してシステムを復元」するのは、コールドサイトの方式です。

イ:⇒〇 「待機系サイトとして稼働させておき」「障害発生時に速やかに業務を再開」  ホットサイトの方式です。

ウ:⇒x 「障害発生時にはこれら保管物を活用してシステムを復元し・・・業務を再開する」、コールドサイトの方式です。

エ:⇒x 「障害発生時には・・・の媒体を搬入し,業務を再開」 コールドサイトの方式です。


【解答】 イ
 

MTBFとMTTRに関する記述として,適切なものはどれか。 

ア エラーログや命令トレースの機能によって, MTTRは長くなる。
イ 遠隔保守によって,システムのMTBFは短くなり, MTTRは長くなる。
ウ システムを構成する装置の種類が多いほど,システムのMTBFは長くなる。
エ  予防保守によって,システムのMTBFは長くなる

【解説】
まず、言葉の意味を理解しましょう。
MTBF(Mean Time Between Failure(s))  ==平均故障間隔
システムが稼働開始(故障からの回復)より、連続して正常に動作している時間の平均値のこと。
この時間が長いほどシステムとしての信頼性が高くなります。

MTTR(Mean Time To Recovery または Mean Time To Repair)
                          ==平均修理時間
故障によりシステムが停止してから、修理を完了して稼働を再開するまでの時間。
この時間が短いほどシステムとしての信頼性が高くなります。

選択肢を順にみていきます。
ア x⇒ 「エラーログや命令トレースの機能」は、システム復旧に役立つので、 MTTRは、短くなります。
イ x⇒ 「遠隔保守」により、遠隔地にいても故障を復旧させることができるので、 MTTRは、短くなります。
ウ x⇒ 「システムを構成する装置の種類が多い」ほど,1つの機器の故障がシステム全体に影響する確率が増えるので、システム全体のMTBFは短くなります。
エ 〇⇒ 「予防保守によって,システムのMTBFは長くなる」

昔ながらの答えですが、「予防保守」をすることで、
故障率を下げ、システムの信頼性を高めることができます。

【解答】  エ



コンピュータシステムの構成に関する記述のうち、密結合マルチプロセッサシステムを説明したものはどれか。

 ア 通常は一方のプロセッサは待機しており、本稼動しているプロセッサが故障すると、待機中のプロセッサに切り替えて処理を続行する。
 イ 複数のプロセッサが磁気ディスクを共有し、それぞれ独立したOSで制御される。ジョブ単位で負荷を分散することで処理能力を向上させる。
 ウ 複数のプロセッサが主記憶を共用し、単一のOSで制御される。
   システム内のタスクは、基本的にどのプロセッサでも実行できるので、細かい単位で負荷を分散することで処理能力を向上させる。
エ 並列に接続された2台のプロセッサが同時に同じ処理を行い、相互に結果を照合する。
  1台のプロセッサが故障すると、それを切り離して処理を続行する。


【解説】
マルチプロセッサシステムとは、
処理効率を重視し、
複数台のプロセッサを並列に動作させているシステム
です。

密結合マルチプロセッサシステム(TCMP)と 疎結合マルチプロセッサシステムの2つの方式があります。
これらの違いは、主記憶装置の共有の有無です。

主記憶装置を共有して同期を取り合いながら稼働しているのが密結合
主記憶は独立した処理系でもっており、高速バスまたは通信リンクでプロセッサ間の通信を行っているのが疎結合
と呼ばれます。


処理効率を重視したシステムのうち、
プロセッサを並列につなぐマルチプロセッサシステムに対して、
タンデム結合マルチプロセッサシステムがあり、
複数のプロセッサが直列に接続され、
各プロセッサがそれぞれの処理を分担して動作しています。

選択肢を一つ一つ見ていきます。
ア:⇒x  デュプレックスシステムの説明です。信頼性を高めるためのシステムです。
イ:⇒x 疎結合マルチプロセッサシステムの説明です。
ウ:⇒〇 密結合マルチプロセッサシステムの説明です。
エ:⇒x デュアルシステムの説明です。信頼性を高めるためのシステムです。


【解答】 ウ