データ伝送 | 基本情報技術者試験

通信にかかる機能を判断する場合、

単位時間あたりに送受信できるデータ量

を、一基準とすることが  多いです。


「bps」という 単位をつかい、

通信回線などのデータ転送速度を あらわします。


これは、ビット毎秒(bit/second)。


1bpsは1秒間に1ビットの データを転送できることを表しています。


しかしながら、回線を最大速度で利用すると

回線待ちなどが発生し、伝送制御はかえって効率が悪くなるケースがあるので、

一般的には、一定の利用率で、データ伝送を行うことを前提に、

回線を設計します。



データ伝送時間 = 送信データ量 ÷ 実効速度
データ伝送時間(秒) = ( データ容量(byte) × 8 ) ÷ ( 伝送速度(bps) × 伝送効率(%) )


※ 実効速度 = 回線の最大データ転送速度 × 回線利用率


基本情報技術者 平成25年秋期
午前問33


64kビット/秒の回線を用いて106バイトのファイルを送信するとき,

伝送におよそ何秒掛かるか。

ここで,回線の伝送効率は80%とする。


ア. 19.6
イ. 100
ウ. 125
エ. 156


【解説】


64 k ビット/秒とは、 1秒間に 64x103 ビット伝送 ということを意味し

伝送効率は 80 %としているので

実際には、 64x103  x 0.8 (ビット) が 1秒間に伝送されていると考えます。


送信するファイルの大きさは 106 バイトとは、8x106 ビットの大きさなので、


計算式は、


( 106 ×8ビット )÷( 64x103 × 0.8 )= 156.25 (秒)


【正答】エ