雨に悔いる お題 ペット | feelsayo 2 

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猫を眺め 猫を被る日々。  
内心 ・・・ です。


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私は飼ってた派!

本文はここから

雨ですね。
冷たい冬の雨。

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こんな季節に雨が降ると
決まって思い出すことがあるのです。


2008年8月19日から
2010年12月9日まで

家にいた、一頭の猫のことです。

一頭、という数え方は可笑しいのではないか

いわれてしまいそうですね。

いいのです。
あの、町田康氏の顰に倣っているのですから。

氏、宣わく。

匹という数え方は
馬鹿にしているようで良くない。
かといって
一人二人と数えると
文筆を生業としていながら
言葉を知らぬとの
謗りを免れぬ

そういうわけで
猫を一頭二頭と
数えることにしたのだと。

その顰に倣っているのです。


何を端から脱線しているのかと
申しますと。

書きたくなくなってきちゃったんです、
実を申しますと。

猫が交通事故で命を落としたのが
こんな風な冷たい雨の中でしたから。

猫の亡骸が雨に打たれている時間、
わたしは自分の部屋で足をあたためていたのです。

虫の知らせも感じないで。

こんな季節に冷たい雨が降ると
決まってそれを思い出すわけです。

猫は、ごく普通の雑種の猫でした。

夏の朝、5時ごろに
親にはぐれたか捨てられたか
向かいの家の当たりで
鳴き叫んでいたものを

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家に呼び寄せ、家で暮らすように説得したのです。

猫はわたしや家族にとっては
賢く気立ての良い、可愛い猫でした。

心を開いて甘えてくれましたから
そんな風に感じたのでしょう。

客観的に見れば
雉虎に虎(赤虎とも称しますね)の斑が入った
いたって平凡な雑種の猫です。

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雑種なりに整った顔立ちと
つややかな毛並みを持っていたと
わたしには思えました。

ただ、雑種なりに
整った姿かたちをしている
とは
いいがたい体型をしておりました。

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異様に腹部が出ているのです。
特に肥満していたわけではありません。
(動物病院でみてもらったところによりますと、
平均的な肥満度であるとの事でした)

ですから
内臓のどれかに
あるいは
内臓の治まり具合に
なにか
先天性の不具合があるのかもしれない。
年をとって体が弱ってくれば
なにか重い病が現れるかもしれない、
そんなことを
常々思いながら
猫と暮らしておりました。

猫は真面目な働き者でした。

無論、
人の基準に即してではなく、
猫として真面目であり働き者なのですが(笑)

つまり、
日がな一日
ハンティングエリア
(その地域の猫たちが狩場、通り道などとして

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共用する場所)を見回り、マーキングし
雀だの鼠だの蝙蝠だのを
狩っては持ち帰る、ということです。

とはいえ
最初から、そんな「大物」を
狩ることはできません。
子猫の頃から

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虫や蜥蜴の類を狙っては捕り

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その獲物で擬似狩をする

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時には捕食する
毎日の実習と訓練の中で
鳥や獣を狩る能力を
身に付けていくのです。

幸い、
(蝙蝠や雀はさておき)

鼠を捕るのが良い猫である、

という、
古い日本の考え方が
わたしの家のあるあたり
普通でしたから

鼠を熱心に捕る雉は

良い猫だ

と言って貰っておりました。

結果、よその家の庭を
好き勝手に歩き回っても叱られず、
それかあらぬか

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竹輪やさつま揚げなどのご馳走を
振舞ってもらっておりました。

そして

頑張って鼠捕ってよ!

と声をかけてもらってもいたのです。

わたし自身田舎の人間で、
猫についてもかなり
古い考え方を持っておりました。

ですから、
猫にそういう生活をさせておくことについては
あまり真剣に
そのよしあしを考えることが無かったのです。

それどころか
猫と言う、
愛玩動物と呼ぶにはあまりに
本能が強く残っている生物として
案外、充実した生活を
おくっているのではないか、
とさえ
考えていたのでした。

その考えの甘さ浅はかさを思い知らされたのが
2010年12月9日未明の
交通事故でした。

こんな草深い田舎でさえも
もう、
猫を放し飼いにすることは
事実上不可能なのでしょう。

終戦直後の日本の田舎では
猫だけではなく犬さえも
放し飼いにされていた、といいます。

そして、犬を可愛がってくれる
家々に遊びにいっては
食べるものを分けてもらっていたのだと。

そんな時代は遥か昔になってしまいました。
あまりにも昔過ぎて
わたしには
それが
どんな風な暮らしだったのか
想像することさえできません。

ですから、昔は良かったのだろうなどと
言いたい気持ちも、
毛頭ないのですが・・・・

ただ、
猫に天寿を全うさせるような
暮らしをさせられなかった、
という
悔いだけが残っております。

猫を「飼う」ということの
責任の重さをわかっていなかった
自分の愚かさが
猫の交通事故死と言う形で
罰せられた、ということです。

けれども
悔やんでも悔やみきれない
のは、そのことだけではなく。

猫の亡骸が雨に濡れそぼっていたときに
自分は何も感じず
足を暖めていた、ということなのです。


お題を見たときには
猫との楽しかった時間などを
思い出して掻いてみたいと思ったのですが

どうにも
そんな気持ちにはなれないようです。

冬の冷たい雨の所為で
少々感傷的になっているのかもしれません。

あるいは
この冬の厳しい寒さのせいか、
今まではでていなかった
高原猫(音読みしてください、お願いします)の症状が
二種類、
左腕に一箇所
左手親指に一箇所
現れていることで、少々
気持ちがふさいでいるのかもしれません。

前々回のブログネタで
甘えるのが苦手・・・なようなことを
書かせていただきましたが

こんな風に
自分の暗い気持ちを
ただ垂れ流すことは
性質の良くない甘え方ですね。

ごめんなさい。

わたしの体はもう
免疫がまともに働いておりません。
狂った免疫のを正しく戻すことは
今の医学では出来ないようです。

症状を抑えたり
進行を遅くすることは
治療と節制で出来ないこともないようですが。

ですからもう、
わたしは自分にとってのアレルゲンの一つである
猫を 飼う ことは出来ません。
撫でたり抱いたりすることも
避けなければなりません。


ですから。

これからは。

猫のことを思い出すときは
楽しかったこと
幸せな気持ちになったことだけを
思い出していきたいと
思い直しました。

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台所のドアと食器戸棚の間、
プラスチック家具の上に積み重ねた
新聞紙の上でくつろぐのが好きだったこと

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冷蔵庫の上に坐り
台所を見下ろすのが好きだったこと

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毛糸のストールを気に入って
milk trad をしたり
転寝をしたりしていたこと

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花が好きで
とりわけ

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赤紫の小菊

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赤紫の千日紅に近づいていって
顔を寄せていたこと

そんなことを思い出していこうと・・・

勝手な言い草ではありますが、
二歳八ヶ月ほどの命であった
わたしの猫への
ささやかな
供養になりはしないものなのだろうか・・・

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そんなことを思っているのです。


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猫プレゼント、ありがとうございます

01/15
可愛いラッピングのプレゼント二つ、



ありがとうございます♪




薄紅色の薔薇のプリザーブドフラワーとストール!
素敵です。




部屋2に飾りました。
薔薇きれい・・・ありがとう♪



ストール、大切に使います。
ありがとう。
改めて、これからもよろしくね♪


ネコ差し入れ、ありがとうございます。

黄色いカクテルはミモザ?(笑)美味しそう♪
綺麗な色、気持ち明るくなります。
ありがとうございます♡


後ろ姿・猫いいね、ありがとうございます

雨の冷たい、空の暗い一日でしたね。
いかがおすごしでしたか。

こんな薄ら寒い冬の日に
こんな薄ら暗いブログ記事にお付き合いいただいて・・・
お疲れになったのではないかと(笑)

どうにも、弱気になってしまっているようです。

このお天気と
ままならぬ高原猫(音読みしてください、お願いします)の
症状とで(笑)

風邪ひきやすいのは
こんな夜なのかもしれませんね。

風邪、どうぞお気をつけて
引いていらっしゃる方はどうぞこじらさぬよう

温かくなさってお過ごしください。

b_o_ va_. a_f._tricolor150108

お付き合いありがとう。
いつもありがとうございます。