「わたし」 ブログネタ 一人称 | feelsayo 2 

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本文はここから

一人称、こどものころから「わたし」です。
話言葉も書き言葉も。

詰まらない理由、です。

小学校の授業で、
女子は
一人称を、話言葉も書き言葉も
「わたし」とするよう規定されていましたから。

なぜか学校では
「授業で教わっていない漢字を
作文などで使ってはいけない」
という決まりがありましたので。

それだけの理由、なのです。

ですから小学校を卒業したとき
嬉々として「私」という字を使い始めたような
遠い記憶も無くはないのですが、
すぐ飽きて止めてしまいました。

飽きたのか、なじまなかったのか。
古い束縛に戻る結果になった、
というわけです。

わたしの年代の女性は
web上などでごくふつうに
「私」という漢字を「わたし」と呼んで
一人称としていらっしゃるように思います。

「わたし」という書き言葉を使う
いい年をした女は少数派なのかもしれません。

そのため。

時折、

いい大人が、「わたし」などという
一人称を書き言葉にして、
「ぶりっこ」なのでは?

という疑念が頭をよぎることがあります。
(「ぶりっこ」・・・一人で考え事をしていて
死語が出てくるのって照れるものですね笑))

ですが。

反省は身につかず、
翌日には性懲りもなく
「わたし」という一人称で
ブログ記事だのコメントだのを
垂れ流しているのです(笑)

今回、このブログネタを拝読したときから、
再び、

「わたし」などという書き言葉を使うのは
そろそろやめにした方が良いのだろうか、

という気分に傾いておりました。

そうとう傾いておりましたのですが。

先日、
葉室鱗氏のコラムを読んでおりました時、
氏が「わたし」という一人称を
お使いになっていることに気が付きました。

葉室鱗氏と言えば
格調高い作品からその教養の高さが伺われる
正攻法の歴史小説が夙に高く評価されている
著名な作家。

しかも男性。

ということは恐らく
「わたし」という一人称は
「ぶりっこ」ではない筈。

そう思いましたので、

「わたし」という一人称、
話言葉だけでなく
書き言葉でも
当面使い続けることにしよう、

そう決めた次第でございます。

こうして振り返ってみると
小学校の頃から
一人称の決め方が自律的ではないようです。

こんなところにも案外、
他力本願で依存心の強い性格が
垣間見えるのか…
そんな気もいたします。

一人称を決める、ということ。

案外、
大切なものなのかもしれません(笑)