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安倍氏に期待する? ブログネタ:安倍氏に期待する? 参加中
本文はここから

不勉強故に、
首相が交代するたび、期待しては失望する、ということを
繰り返してまいりました、

恥を承知で申し上げます。
政治家のキャラに期待し、イメージに期待しては
失望していたのです。

思えば「政権交代」に寄せた思いもまた

「政治主導」
「クリーンな政党」
「情報公開」

政党のキャラとイメージに対する
期待と失望でした。
恥ずかしい限りです。

「みんな」という言葉のもとでの結束ができるのは
ワンテーマで人を動かすということ
以上でもない、以下でもない、
という主旨のことをかつて
橋本治氏のコラムで呼んだことがあります。

「旧社会党」「旧新進党」「旧日本新党」、それは
「反自民」という「みんな」であったのか?
と疑いたくなるような
外交、国防の現状に
見通し、ヴィジョンを感じることはできず
不安を感じる毎日です。

自民党時代とは違う形の強行採決にも
不安を感じます。

しかし

それを理由に安部氏に期待するのか、
同じ失敗をまた繰り返したいのか、

その問いにNOと答えることができません。

「お友達内閣」と揶揄された人事、
年金記録問題、
閣僚の不祥事、失言

など、問題、事件があったことも
覚えておくべき事実だと思います。

「美しい国づくり内閣」というスローガンに
感じた違和感(きしょくわるさ)も
忘れてはいないのですが。

今回、
自民党総裁に就任した阿部氏が
民主党とは一戦を画す姿勢
(原発ゼロを否定、
増税より脱デフレを優先、
日米同盟を軸を据える外交)
を打ち出しています。

その姿勢(原発、外交)に不安はないのか
という問いに即答する知識も情報も
相変わらず持っておりません。

持っていなくても
自民党が、安部氏が政権に復帰しさえすれば
外交も国防も景気対策も
良い方向に向かう…
なんてもんじゃないってことくらいは
流石に分かる訳です。

それでもなぜ期待してしまうのか。
安部氏が首相であった時期に着手した
国防(外交)、教育、経済の改革を
評価する気持ちがあるせいかもしれません。

例えば外交、
阿部氏は首相就任後最初に
中国、韓国をを訪問し、
また中国との
「戦略的互恵関係」という方針を
掲げました。

「毅然」一本やりではない
現実的な方法論があるのではないか、という
期待が持てる気がするのです。

少なくとも
「海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは
思っていなかった。
学べば学ぶほど連携し抑止力を維持していることが分かった」
という類の、方針の無さを目の当たりにすることはないでしょう。

安部内閣が閣議決定した法案の一つに海洋基本法があります。

1.海洋資源開発
2.EEZ(排他的経済水域)開発推進
3.海洋の安全確保
4.海洋調査の推進
5.離島の保全

を定めた法律です。
従来8省庁にわたっていた所管官庁が
一元的に推進されることになります。

また、新しい海洋資源の開発が推進されます。
(たとえばシェールガス。
10月3日朝、石油資源ガスは
秋田県由利本荘市の鮎川油ガス田の地下
1800mからの試験採掘が成功を見ました。)

EZZの権益に関しては
守る努力をしなければ失ってしまうのが
現状、と言えるのではないかと思います。

上の点から、海洋基本法制定は
評価に値する実績だったのではないでしょうか。

安全保障に関する日豪共同宣言
(2007年3月13日署名)
もまた評価に値するのではないかと思います。

野田内閣は2012年9月19日、
松原仁国家公安 消費者 拉致大臣の
海外出張の日程で
「人権擁護法案」を閣議決定しました。
「次期国会の提出を前提として法案の内容を確認」
とのことです。

この法案に対しても安部氏は慎重な立場をとっていました。
その点も大きく評価されるべきでしょう。

こういった経緯、こういった姿勢を評価しているため
わたしは安部氏に期待を寄せているのではないかて、
自分ではそう思っております。

そう思っているだけで実は
今までと変わらず
キャラクターやイメージに期待を寄せているだけかも知れない。

そんな不安も心にあります。

不安と期待。

それが正直なところかもしれません。

この気持ちが
失望と自己嫌悪に変わらないようにするにはどうしたらいいのか…

「民主主義というなら市民が行政権にかかわれる制度が
なければいけない」

國分功一郎氏の言葉です。

「テレビで面白おかしく伝えられる政局より、
今国会で審議されている法案や、
独裁的ともいえる政治プロセスに目を向けないと
米国の二の舞になってしまう」
「有権者のちょっとした積極性が、
政治にも緊張感を与え、
「民主党型暴走」の再現を防ぐと思います」

堤 未果氏の言葉です。

それは自分のような人間にとっては
とても難しいことです。

けれども期待しつつ
法案、立法化のプロセス、政策などを
知ろうとしなければならない
ということなのだろうと思います。

大変な時代になった…
というよりも
今までそう言ったことに対して
無知であり、無関心であったことのつけが
回ってきた、そう、反省するべきなのでしょうか。

などなど、反省しつつ期待する
「近いうち」前、の、今日この頃です。


このブログネタに参加するにあたり

wikipedia 安部内閣 海洋基本法 人権擁護法案 

朝日新聞
2012.09.22 耕論 堤未果氏
2012.09.27 社説 安部新総裁の自民党
2012.09.28 オピニオン 寄稿 「みんな」の時代 橋本治氏
2012.10.02 オピニオン インタビュー 國分功一郎氏


を参考にさせていただきました。
記してお礼申し上げます。