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2008年の8月19日から、
2010年の12月8迄、家に猫がおりました。
おりました、といっても、外猫という形で、だったのですが。
彼女は、現れた時、生後3か月ほどの子猫でした。
彼女は庭の簡易温室に寝泊まりし、家の中で仮眠をとり、駆け回って遊び、
濡れ縁で食事をし、毎日外に狩りやテリトリーの見回りに出る、
そんな外猫暮らしをしておりました。
そして12月9日の未明、交通事故に遭い、
死後硬直し、雨に濡れ、無残な姿で帰宅しました。
里親を探していれば。
完全室内飼いという形で飼っていれば。
彼女はそんな死に方をせずに済んだ。

彼女は庭の隅に眠っています。
そしてわたしはそこで、
自分の選択が彼女を死なせたという、
ごまかしようのない現実に
直面するのです。
外飼いにする、という選択は最悪の結果を招きました。
あの時別の選択をしていたら。
そう思います。