(夢一夜 参拾伍) | feelsayo 2 

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猫を眺め 猫を被る日々。  
内心 ・・・ です。

2012/04/09 寝待月/十八日月
夢一夜 参拾伍 11:13pmに見た夢。

晴れていた。空は明るく空気はやや乾いていた。
乾いた、やや熱い空気が窓から流れ込んでいた。

自分は車の後部座席右に座っていた。
父が運転をし、家の誰かが助手席にいた。
自分の左側にも二人、家の誰かが坐り、
膝に雉を抱いていた。

雉は不機嫌だった。
雉の不機嫌は募り、
雉は持てあまされ
自分に渡された。

自分は雉の両脇下を持ち、抱き上げた。
雉の口や舌は
大変濃いラベンダーピンクをしていた。

元々このような色であったか、

訝った時、

不機嫌な雉は自分の手を逃れ、
家人二人の膝を通り抜け、
後部左側の窓から
走り出て姿を消してしまった。

自分は車を降り、
道路に伏して泣き叫んだ。

(その道は
近所の商店街に酷似していたが
現実のその通りのように寂れてはいなかった)

雉は決して
帰ってこないと分かっていた。

自分は伏したまま、
声を限りに泣いていたが
その悲しみはどこか空々しく、底が浅いのだった。


追記
2012.04.10 更待月/十九日月
05:22.04am
明ける空、柔らかな橙の月。

$feelsayo3-moon120410

月齢凡そ18.24。