屋根 (夢一夜 弐拾捌) | feelsayo 2 

feelsayo 2 

猫を眺め 猫を被る日々。  
内心 ・・・ です。

2011年6月14日夜の夢



西側の小さな窓から通りの向こうを見ている。

窓から、斜向かいの家の庭にいる、その家の人と話していると、

雉がその家の屋根に攀じ登る背中が見えた。

 

雉は屋根に上り、屋根を歩き遠ざかっていく。

斜向かいの家の人が雉の安全を案じ

何か言ってくれている。


焦る。


雉は然も当然のように

斜向かいの隣の家屋根に移り、姿が見えなくなってしまった。


こんな飼い方をしていたら死なせてしまって当然だ、

と、

思い、泣きながら地団太を踏む。


斜向かいの家は遠く小さく見え、屋根の向こうに

薄雲を張ったような薄青い空が見える。

斜向かいの隣の家の屋根の向こうに、

空き地に生えている巨木の枝が傾いて

影絵のように見えている。



と、いうところで目が覚めた。


寒気と吐き気がしたので寝なおした。



小さい窓から見ていた景色は、

現実の近所の様子とは違っていた。



斜向かいの家の裏に空き地が広がっていたのは

昭和50年前後の話。


今、ふと、そんなことを思い出した。


(2011.06.14 10:15pm)