2011年6月14日夜の夢
西側の小さな窓から通りの向こうを見ている。
窓から、斜向かいの家の庭にいる、その家の人と話していると、
雉がその家の屋根に攀じ登る背中が見えた。
雉は屋根に上り、屋根を歩き遠ざかっていく。
斜向かいの家の人が雉の安全を案じ
何か言ってくれている。
焦る。
雉は然も当然のように
斜向かいの隣の家屋根に移り、姿が見えなくなってしまった。
こんな飼い方をしていたら死なせてしまって当然だ、
と、
思い、泣きながら地団太を踏む。
斜向かいの家は遠く小さく見え、屋根の向こうに
薄雲を張ったような薄青い空が見える。
斜向かいの隣の家の屋根の向こうに、
空き地に生えている巨木の枝が傾いて
影絵のように見えている。
と、いうところで目が覚めた。
寒気と吐き気がしたので寝なおした。
小さい窓から見ていた景色は、
現実の近所の様子とは違っていた。
斜向かいの家の裏に空き地が広がっていたのは
昭和50年前後の話。
今、ふと、そんなことを思い出した。
(2011.06.14 10:15pm)