フローリング(無垢材)の奥深さ | feelinghomeのブログ

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天然木は色、風合い、木目、堅さ、光沢、肌ざわり…

 

それぞれの木で特徴があり

 

月を重ねて熟成し、深みを増していき

 

まったく違った表情を見せてくれます。

 

 

 

今日はいよいよ

 

フローリングに用いられる代表的な無垢材の種類と特徴

 

について書いていきますので

 

お気に入りを見つけるための参考にしてもらえると

 

いいなぁ( ̄▽ ̄)と思います。

 

 

 

まず、木は2種類に分けられます。

 

皆さん、子どもの頃に習いましたよね?

 

針葉樹と広葉樹。

 

針葉樹

針のような細い葉をもつ針葉樹。

 

木そのものはまっすぐ伸びるのが特徴。

 

細胞と細胞の間に含まれる空気の割合が多いため、軽く、柔らかく育ちます。

 

靴を脱ぐ日本の住宅では、廊下にもよく使われました。

 

代表的なものは…スギ・ヒノキ・パイン・タモなど。

 

広葉樹

針葉樹とは対照的に、大きく開いた葉を持つ広葉樹。

 

針葉樹に比べて幹は太く、曲がっていることも多くあります。

 

胞と細胞の間に含まれる空気が少ないため、木は重く、硬くなります。

 

強度があり傷がつきにくいことから、内装材の他にも

 

靴を履いたまま過ごす欧米では広葉樹を床材に使用していました。

 

現在は多くの無垢材家具に「広葉樹」が使用されています。

 

代表的なものは…ブナ・ナラ・チーク・ウォールナット

 

メープル・ブラックチェリーなど。

 

それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう≧(´▽`)≦

 

 

 

パイン(赤松)

無垢フローリングの種類 - パイン(赤松) 

針葉樹の代表的な材。日本の松だと赤松や障子松などが有名です。

 

カントリーテイストのお部屋には欠かせないパイン材。

 

独特の節や経年変化を経て深みを増すパインは人気です。

 

また、他の無垢フローリングと比べると

 

多少お値段がお手ごろなところも魅力のひとつ。

 

優しいトーンのナチュラル感個性的な木目が特徴で

 

素朴な素材感、踏んだ時の柔らかさ

 

色合いの変化などが楽しめる材料です。

 

衝撃を吸収してくれるので

 

小さなお子さんや年配の方のお部屋に適しています。

 

ソフトなぬくもりを感じられる反面、傷がつきやすい素材でもあります。

 

乾燥しやすく、狂いにくい樹種です。

 

 

 

 

 

スギ(杉)

無垢フローリングの種類 - スギ(杉) 

和風の空間に杉はよく合うとされていて

 

日本の家屋でよく使われていますが

 

幅広いデザインが可能とあって洋室にも広く使用されています。

 

保温性があり、軟らかく肌触りが非常に良く、ほのかに独特の香りがします。

 

建物に使用しその芳香を楽しむだけでなく

 

スギの樽で貯蔵し香り付けした日本酒も存在するほどです。

 

木目はまっすぐで、辺材(樹木の表皮側)は白色。

 

心材(樹木の中心側)は淡紅色から赤褐色。

 

加工しやすいため、造作や家具などにも用いられています。
 

 

 

 

ヒノキ(檜・桧)

無垢フローリングの種類 - ヒノキ(桧) 

国産のヒノキは日本を代表する高級材として多くの方に知られています。

 

一般家屋から、質の良い物は神社仏閣にも使用されるほどの木材。

 

木目もきれいがあるので、化粧材としても使われています。

 

独特の芳香があるのも人気のひとつ。

 

強度耐久性に優れていて現在の木造建築には欠かせない材料です。

 

伐採後から強度が増してゆき、100年はもつ木材としても知られています。

 

節の有無で価格が大きく変わるのも特徴的ですね。

 

杉よりも強度があり、水に強く狂いが少ないので

 

家の土台や敷居に利用されるケースが多いです。

 

 

 

サクラ(桜)

人気が高い桜のフローリングですが

 

日本で多く使用されている桜のフローリングは実は

 

中国のカバの事を桜と言っているケースが多いのだとか。

 

ピンク系や白系の色をしていて、とてもきれいで人気があります。

 

値段も他の無垢材からするとお手頃価格です。

 

やや安価な材ではありますが、反りや狂いが少ないのと同時に

 

木目自体はクセがなく色合いや触ったときの感触もやさしく

 

粘りのある強度から「素直で扱いやすい」という面を持ちます。


虫害にも強いため、人気のある木材といえるでしょう。

 

手入れをきちんと行えば、どんどんツヤが出てくるのも魅力の一つです。

 

表情は不均一で変化に富んでいて、小さな斑点も現れますが

 

木のおもしろさや装飾性に通じると言えるでしょう。

 

水にも強く加工もしやすいため、浴槽や樽などにも使われてきた

 

生活に馴染みの木ですが、人工林が少ないため近年は希少種になっています。

 

 

 

チェスナット(クリ:栗)

無垢フローリングの種類 - チェスナット(クリ:栗) 

はっきりとした木目で力強い印象が特徴的。

 

経年変化によって徐々に色が濃くなり

 

味わいが出てきます。

 

強固な木質弾力性があり、硬い木の象徴ですが

 

その分割れやすいという面も持っています。

 

木材を加工する段階の「乾燥」に技術が必要です。

 

耐湿性に優れることから水周りにも適しており

 

古くより家屋の土台や枕木に使用されてきました。

 

虫の害にも強い木材としても知られています。

 

価格は、並といったところ。


漆などの塗装を施すと木目が美しく出ることから

 

家具にも多く利用される木材です。

 

 

 

バーチ(カバ:樺)

無垢フローリングの種類 - バーチ(カバ:樺) 

白樺や樺桜と同属の木。緻密で上品な木肌でパイン材などよりは硬質。

 

木目感が強くないのでやさしい表情

 

空間を穏やかな落ち着いた雰囲気にしてくれるため

 

シックな表情を求める人に向いています。

 

色合いも上品、高級感ある建材と言えるでしょう。

 

キラリと光る放射杢を持ち

 

比較的お手入れしやすいという特徴もあるようです。

 

表情が均一で安定していて、ゆがみが少なく

 

重く硬いので活躍領域は広く、体育館の床で使われるほどです。

 

 

 

チーク

無垢フローリングの種類 - チーク 

銘木の中の銘木と言われ、日本だけでなく

 

世界的に人気のある、熱帯産の高級銘木

 

木質は、重硬伸縮や反りが少なく耐久性に優れていて

 

まっすぐに通った木目が特徴褐色のやや色味の濃い樹種です。

 

弾力性にも優れ、曲げにも強いため、床材に最適。

 

天然の油分を含むので、時を重ねると味わい深い飴色へと変化します。

 

光沢がとても美しく、またシックな印象を醸し出す

 

ダークな縞模様もあるため、深みのある重厚感を愛するファンも多いです。

 

また水や腐食にも強く、船舶の甲板用材としては

 

チーク材が良いとも言われ、豪華客船やクルーザーに

 

現在でも甲板の表面材等として好んで使用されています。

 

 

 

 

 

フローリングの定番、オークとナラ無垢フローリングの違い

フローリングの定番とされているオークは、ブナ科コナラ属を総称してオークと呼ぶ。

一般的にオークを日本語でナラと呼ぶことが多いが、なかでも日本では落葉樹をナラ(楢)

常緑樹をカシ(樫)と呼び分ける。

また産地によって色や表情など風合いが変わるので

それぞれ呼び方が変わり見た目だけでは分類がとても難しい。

オーク(ナラ:楢)

 

ホワイトオーク

無垢フローリングの種類 - ホワイトオーク 

同じオークでもレッドオークやホワイトオークなど

色味の違いでも呼び名が変わる。

 

 

環境の厳しさによって木目がかわるので一概に木目だけで判断しにくいです。

 

オークの日本名は、ナラの木(ブナ科)、どんぐりのなる木ですね。

 

日本のミズナラはヨーロッパナラに匹敵する

 

高級オーク材(北海道産ナラ材は世界最高峰)

 

として知られています。

 

色は灰白色~暗灰褐色と色差があります。

 

木材の部類では硬い部類で

 

他の無垢の床材と比較すると、

 

ナラの無垢床材は耐久力で言えば最上級に硬い素材です。

 

その硬さは加工すら少々困難であるくらいです。

 

家具材や床、船材など昔から世界中で使われている樹種で

 

はるか昔からウィスキーの樽として使われるように
 
重厚感があり傷がつきにくく耐久性に優れています。

 

鮮やかな木目が魅力的で、時が経つほどに味が出てくる素材です。

 

板目は木目が美しく、柾目面には虎斑と言われる文様が現われる

 

板目や柾目で表情ががらりと変わる面白い樹種です。

 

「板目 柾目」の画像検索結果

※板目=材木の中心からずらして製材した際にできる表面の模様

             歳月が経つにつれて、柾目材よりは反りや狂いが発生しやすくなります。

             中心部以外から製材可能なため、柾目材よりも取れる量が多くなります。

             その分、柾目材よりも安価。

  柾目=材木の中心付近を製材した際にできる表面の模様

             内部が緻密(詰まっている)ため、反りが出にくい

             中心部しか柾目として製材できないため、

             必然的に生産量が少なくなります。

      柾目は板目よりも希少=高価となる傾向。

 

 

 

アッシュ(タモ)

北米大陸東部、カナダ南東部からフロリダ州北部、テキサス州東部まで

 

広く分布していて、衝撃に強く運動具の材料などとして使われています。

 

最近は、ホワイトアッシュの家具やフローリングが人気です。

 

オークに似た印象を持ちながら、より力強くはっきりとした流れる木目が特徴。

 

オークよりもやわらかく、優しい肌ざわり、堅く粘りのある材

 

すっきりとした明るい色合いが魅力です。

 

野球のバットなどにも使用されます。

 

かつてはテニスラケットでもタモ材が使われました。

 

塗装との相性も良く、着色しても木目が美しく引き立つ素材

 

年輪がはっきりしており、美しい木目を得ることができるので

 

床や壁の他、テーブルやカウンターの無垢材としても人気があります。

 

 

 

ケヤキ(欅)

日本の広い範囲に分布するニレ科の広葉樹です。

 

経年変化が楽しめる材料として昔から親しまれてきました。

 

木目ははっきりと濃くダイナミックな美しさを持ち

 

赤みかかった色強靭性耐久性が特徴です。

 

大黒柱の代表的な材料として、寺社仏閣づくりにも役立ってきました。

 

床材以外にも、家具材としても利用され

 

木材の中でも高価な部類に属します。

 

和家具から和箪笥、お盆、お椀、太鼓の胴の部分など、

 

日本ならではの使い方をされてきた木材です。

 

丹精でありながら様々な表情を持つ欅は

 

日本の国産広葉樹の中でもとても貴重な素材です。

 

 

 

ブラックチェリー

アメリカ東部に分布するバラ科の広葉樹です。

 

北米で採れるアメリカンブラックチェリーは

 

独特の中立的な色合いが人気で、日本の山桜と同じ樹種です。

 

硬くも柔らかくもない中程度の硬さ淡い赤色

 

削り立ての心材は明るい琥珀色ですが

 

時を経てツヤと色が深まり、美しさを増していき

 

広葉樹の中で経年変化が激しいのがチェリー材。

 

この木材は現在入手困難となった

 

最上のマホガニー種の性質と雰囲気を備えています。

 

繊細な木肌で仕上がりがきれいなことから、

 

床材、家具材だけでなく楽器にも使われています。

 

また、強度がありながら加工しやすいのも特徴です。

 

 

 

ウォールナット(クルミ:胡桃)

「世界三大銘木」のひとつと言われるウォールナット。

 

モダンなインテリアとの相性がよく

 

深いチョコレート色とマーブルのようにきめ細やかでなめらかな木目が特徴です。

 

加工後の狂いが少なく、衝撃にも強いことに加えて

 

木目や色合いがとても落ち着いているため

 

床材として高級品に位置づけられてきました。

 

硬く乾燥に手間がかかることからも、高級材であることがわかります。

 

とりわけダークな色合いが魅力のブラックウォールナットは高い人気があります。

 

実は、英国の名車:ジャガーのダッシュパネルに採用されているんですよ。

 

 

 

アカシア

  

なんか一目ぼれ的に気に入ってしまったのでえこひいきで写真も2枚載せちゃいました。

 

え~い、もう2枚(笑)  いや~カッコいいな、好きだな( ̄▽ ̄)
  

マメ科の広葉樹。心材(幹の中央に近い部分)と

 

辺材(幹の周囲に近い部分)の色の差が大きく

 

色の濃淡が楽しめるのがアカシアの特徴です。

 

ダークブラウン~淡いベージュ

 

赤みがかったブラウン~黄みがかったブラウンまで

 

実にさまざまな色合いがあります。

 

まっすぐ縦に走る木目に、ところどころ渦巻く模様が特徴です。

 

乾燥収縮が少なく非常に硬い床材で

 

比較的、寸法安定性が高いという特長があります。

 

濃淡のある柄で汚れも目立ちにくいため

 

住宅だけでなく、店舗や来客の多い事務所にも向きます。

 

また、衝撃に対して強く耐朽性に優れており、

 

アメリカ西部の開拓時代には

 

駅馬車の車輪や車軸として活躍したばかりでなく

 

造船用の木釘としても使われるほどでした。

 

実は、アカシアは成長スピードがとても早い木

 

木材として伐採できるようになるまでに、10年も掛かりません

 

天然のものを使う無垢材はどうしても値段が高くなってしまいがちですが

 

何十年も掛けて育てる木に比べて

 

比較的手に入れやすい価格帯であることも魅力です。

 

建築材・家具材として商業植林が開始されていることから

 

今後需要が高まることが予想されている、今注目のフローリング材です

 

 

 

メープル(カエデ:楓)

無垢フローリングの種類 - メープル(カエデ:楓) 

カエデを英語にするとメープルなのですが

 

木材を対象にした場合は、違う物を指す可能性が高いようです。

 

国産のカエデはカエデ材、イタヤカエデ材と呼び

 

北米から輸入しているカエデ材をメープル材と呼ぶようです。

 

総じてカエデ材は赤っぽいメープル材は白っぽい感じ

 

と思ったらいいでしょう。

 

色は白色から薄い赤茶色

 

木の真珠と称されるほど艶やかで、透明感のある色合い

 

明るい雰囲気に演出できることでも人気です。

 

木肌は細かく木目は繊細で表情も豊かな材です。

 

硬質ながら弾力性に優れ衝撃に対する抵抗力が大きく

 

木の密度が高く堅さもあり、傷もつきにくいので

 

比較的お手入れしやすいのも魅力。

 

鳥の目のような「鳥目杢」が現れるものや

 

縮緬のような独特の「縮緬杢」など

 

独特の美しい木目が大きな特徴

 

高級家具材としても使用されます。

 

加工表面も美しく仕上がるため

 

床材や洋室の造作材にも人気があります。

 

 

 

いかがでしょう?お役に立ったかな…?

 

床材…いろいろありますね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

疲れました…。

 

調べれば調べるほどたくさんの情報が出てきて

 

どれが正しいの?!。(´д`lll)

 

ってなるし、なかなか書き上げられずに

 

苦労しましたσ(^_^;)

 

でも、自分が少し進歩できたような気がしているので

 

もっともっと木のことを勉強していこうと思います。

 

お気に入りの無垢材が見つかったら

 

お手入れも大事(。+・`ω・´)ということで

 

次回は、『無垢フローリングのお手入れ』と行きましょう!!

 

それでは、今日もお付き合いありがとうございました♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*