夜になり、子どもたちを見ていると、段々と実感しているようで、色んな想いが溢れます。


年末年始まであと2ヶ月。

入院しなければ61日。


子どもたちの笑顔を見られるのも、

おはようやおやすみ、いってらっしゃ~いやおかえりなさいが言えるのも、

抱きしめられるのも、

愛してるよって伝えられるのも、


あと61日。


その間にまた胆管炎起こして入院したら、またその数は減っちゃう。


1日でも惜しく、1日でも多く、子どもたちと過ごしたい。子どもたちの笑顔を見ていたい。


他にやりたいことはなくて、ただただ子どもたちや大切な人たちと過ごす時間がほしい。平凡な日常でいい。


私の中のがんよ、消えなくていいから、そのままでいてください。




10月16日、悪性であると告知されてから半年でした。


度々の胆管炎で立て続けに緊急入院した今月。抗がん剤治療が出来ずに1か月半。

悪化していかないか不安でしたが、嫌な予感は的中。


今日は家族と一緒に受診してくださいと言われて退院後の初受診でした。

何故だろう、何かあるのかなと嫌な予感がしていたら的中。

転移先の肺の腫瘍が大きくなり、肺の中のリンパも大きくなっているとのこと。


案内された部屋に入るといつにも増して真剣な主治医や看護師長さん、初対面の社会福祉士さんがいらっしゃいました。


恐る恐るあとどのくらいか尋ねると、早ければ年末年始と。

えっ、もうあと2ヶ月しかない。

ショックは大きかったですが、こんなに元気なのにと実感は全くわかず、涙も出ませんでした。


原発の胆管は悪化しておらず、でも肺は全体に点在しているため、手術するとしたらほぼ全部切除しなければいけない、それは転移が分かったときからそうでした。


今日は遺伝子検査の中間報告の状況も聞けました。私の遺伝子で出来ることは治験への参加。しかし、出来るのは私が住む長崎県から遠く離れた東京でのみ。最初は入院しての導入になるけど、期間は分からず、どの程度効果があるかも不明。


子どもたちと過ごせる時間が限られている、もしかしたら2ヶ月かもしれないと分かった今、ぜひ参加しますとは言えませんでした。


私に残された方法としては抗がん剤治療のみ。どの程度効果を発揮してくれるかんかりませんが、来週からまた抗がん剤治療を今までと同じ量でしてもらうことにしました。


衝撃的な10月の終わり。

どうかどうか少しでも効きますようにと願う夜です。







2022.4.6  初めての入院。ステント留置術を受け5日間ほどの入院と言われていたが、無事に終わったが、合併症の膵炎を発症し、結局15日間入院。長男の小学校入学式には出席できず。悲しかったです。

入院から8日間は絶食。これも地味に辛かったです。


2022.4.16 入院中、病理結果が出て一人で告知を受けました。3箇所腫瘍を取ったうち1箇所から悪性と出たとのこと。

入院中は症状が落ち着いていれば暇なので、色々ネットで検索していましたが、私の症状からして悪性である可能性高そうだったので、半分覚悟はしていました。

でもやっぱり、告知を受けた瞬間、子どもたちの顔が浮かんで、泣けて泣けて仕方がなかったです。


その後、首の付け根のリンパに大豆大のしこりがあるのが前から気になっていたので先生に相談したところ、腹部だけでなく上の方もCTとりましょうとのことでCT検査。


2022.4.20  退院前日。CT検査の結果を主人も呼ばれて主治医から説明を受けました。

そこで肺に転移があることがわかったと説明を受けました。よって、手術はできず、抗がん剤での治療。完治のためではなく、延命のための治療になるとの説明でした。


がん告知の時よりショックが大きかったです。

首のしこりのことを言わなければ、手術できていたのかもしれないと後悔さえしました。

でも仕方ないと割り切る気持ちにもなりました。