こんにちは、サーティーズです!
当店の仕入れ先はアメリカが中心ですが、ときにはヨーロッパに出かけることもあります。
刺繍は、アメリカに比べヨーロッパものは緻密で丁寧な仕上がりなため、ヨーロッパには何度か出かけ仕入れを行いました。
催事で販売している商品のうち、ヨーロッパで仕入れたものには仕入れ先国を値札等に表記しております。
知らない土地を旅する時は、その土地の犯罪率やよくある犯罪手口をネットで調べ犯罪に遭遇するリスクを下げるよう心得ておりますが、ラッキー?なことに今まで犯罪に遭遇することなく楽しい仕入れ旅を過ごして来ました。
しかし! ロンドンでは犯罪の魔の手が忍び寄って来たのです。
ヒースロー空港より特急電車であのパディントンベアで有名なパディントン駅に向かい、地下鉄に乗り換えホテル間近の駅を目指します。
歴史のある地下鉄駅では、エレベータが完備されていない場所もあります。
大きなスーツケースを押し歩いている私は、階段でとても苦労するのですが、周りの方々がすぐに助けてくれるので、「ロンドン最高!」と嬉しい気持ちでホテルに辿り着きました。
重い荷物を置き、身軽になるとすぐに散歩です。
ロンドンのアンティークな街並みを歩き、夕飯をTO GOしホテルに戻ろうと、人通りの少ない脇道を歩いていると、一人の男性がこちらに歩いて来ました、そしてとてもフレンドリーに「駅はどちらでしょうか?」と聞いてきました、なにやらイタリアから来たそうです、「私は日本からです!」ととても和やかに話していると、どこからかもう一人男性が現れました。
「警察ですが、どうされました?」と話しかけて来たのです...
これは、知ってるぞ、調べたぞ「警察官と称する人物(私服)から,財布やクレジットカードの暗証番号の提示を求められ,知らぬ間に現金を抜き取られると共に,クレジットカードをその後不正利用される。」
私の頭の犯罪データベースにビンゴしたため、慌てて近くのホテルに逃げ込み、事なきを得ました。
ロンドンに来てすぐにトラブルに巻き込まれそうになり、ちょっとビビり、外出が怖くなりました...
しかし、一晩寝て恐怖はすっかり忘れ去り、翌朝は朝早くから近所の街並みを楽しみながらお散歩です。
ちょっといかした建物の写真を撮りながら歩いていると、車が止まり、助手席から男性が降りて来ました。
この方、カメラを手に歩いて来て「写真を撮ってくれませんか?」と話しかけて来ました...
そもそも、運転手と一緒のくせに、なぜ私に頼むの??と思ったのですが...
知ってる知ってるこの手口「写真を撮ってくださいと言われ、何枚か撮っているうちに、ショルダーバックの中から財布を盗まれていた。」
こちらも悪のデータベースに合致したため、「無視」して立ち去りました。
どちらのケースも追って来るほどではなく、危害を加え臭い飯を食うほどの犯罪を犯すつもりはないようです。
「写真撮って下さい手口」はその後もう一度遭遇することになりますが、「無視」すれば問題ありません。
地元在住の方の話では、この手の方々はチームを結成しており、毎朝路地裏で朝礼を行い、物乞い班・スリ班など分業し、いけないビジネスを遂行しているそうです。
物乞いの方は身なりは粗末ですが、スマホを携帯しそれなりの生活を営んでいるのが見て取れます。
この手の方々は、ロンドンだけでなく、パリ、ローマあたりにはたくさん居そうなのでお気を付け下さいね。
追加でもう一つ、アンティークマーケットのおじさんにも癖の悪い方が居て、言葉が流暢でないのが分かると、釣り銭を寄こさない輩がおります。
支払い後、おつりを貰おうと待っていると、顔も見ず「つりは無いよ!」と平気な顔でおっしゃいます。
色々良くない出来事を書きましたが、ご存知の通りロンドンはとてもきれいな街で、親切な方も多く、私の好きな街No.1です。ちょっとした注意事項を頭に入れておけば、きっと楽しい旅行ができると思います。
早くコロナ禍を脱し、海外に飛び出したい!!心より願います。