今まで、数はまだまだ少ないですが自分がおすすめできる作品を色々と紹介しててきました。
しかし、既に終わった懐かしの名作ばかりで現在の作品が一つもありません。
今現在連載中の漫画や放映中のアニメにも、紹介に値する作品がないというわけでなはないので、たまには今の作品のことも書こうかと思います。
そんな感じで、今日はこちらを。
この記事を執筆現在、週刊少年チャンピオンで連載中の『バチバチ』という漫画です。

知っている人は何を題材にした漫画かは無論ご存知でしょうが、知らない方は表紙を見ても何を題材にした漫画かはわからないかもしれません。ですので、一応説明させていただくと、相撲を題材にした漫画です。
ニュースなどで大々的に取り上げられたことも多々あるのでご存知の方も多いでしょうが、今現実の角界は八百長問題に端を発し、次々と不祥事が出てきて大変な状態です。
しかし、この漫画の角界…というより、現役の力士たちは(今のところ)そういうのには無縁な益荒男ばかりです。(一人、どうしようもないゲスは出てきますが)
所詮漫画の中のことと冷めた目で見るのも構いませんが、現実の角界が大変な状態だからこそ、漫画の中だけでも真剣勝負に生命を賭ける男たちの姿を目に焼き付けて欲しいものです、ハイ。
主人公の鮫島鯉太郎(一応説明しておきますと上の画像の、手前にいる白い着物を着た若者です)は、態度が悪く人格に問題はあるが、実力は本物であり、横綱を狙えるのではと言われていたほどの大関であった火竜という力士の息子として生まれます。
この火竜が、綱取りを目前としたある日暴力事件を起こしてしまい、相撲界を除名・追放処分され、妻にも逃げられてしまいました。その後、酒に溺れるようになって大型トレーラーに撥ねられて死亡しています。
父を失い、母にも逃げられた鯉太郎は父の友人であった斉藤正一に引き取られ、そこで生活していきます。しかし、そんなことがあったからか鯉太郎は喧嘩に明け暮れる日々を送ることになります。
そんな鯉太郎が16歳になったある日近所で相撲の地方巡業があり、飛び入りで参加した鯉太郎は対戦相手の序二段力士だけでなく、幕下の力士にまで勝ってしまいます。
その戦いぶりに、そこにいた空流(くうりゅうと読みます)親方がかつての火竜の姿を思い出し、鯉太郎自身の素質の高さにも目を付けて自分の部屋にスカウトする…こうして、力士鮫島鯉太郎が誕生することとなったわけです。
その後、父親の火竜とは一方ならぬ因縁があっただろうと予測される元横綱の虎城の息子、王虎との前相撲での一番を皮切りに、様々な強さや型の力士と対戦しながら一歩一歩着実に強さを登っていきます。
この記事を書いている現在ではまだ番付は序二段ですが、目の前の壁に苦しみながらもそれを一つ一つ突き破っていく鯉太郎の姿にはきっと感じ入るものがあると思います。
敵となる対戦相手だけでなく、脇を固める空流部屋の兄弟子たちも皆魅力的なキャラクターばかりです。部屋頭の阿形をはじめ、吽形・川口・白水と、総勢五名しかいない上に、関取も(この記事を書いている時点では)一人もいない弱小部屋ですが、それぞれちゃんとキャラクターを掘り下げているので自然と感情移入できるようになっています。
概要だけでもそれなりに紹介できたかと思いますが、ここで紹介しきれるような内容の薄い作品ではないので、興味を持った方は手に取られて読んでみてください。
鯉太郎をはじめとする力士たちの熱い戦いを、そして美しくも時には残酷な人間ドラマの数々を是非ご覧になってください。

では、今回はこの辺で。m(_ _ )m
PS:今回の文中には色々と相撲用語が入っています。わからない方はWikiで調べてみてください。
↑よかったらどうぞ