私は、塾を2年程度でやめてしまいました。決して、塾から捨てられたわけでは、ありません。むしろ慰留されました。しかし、私の対し方としては、結局、最も迷惑のかからないように、やめさせていただくことだけでした。一番の理由は、塾では成績を上げられる子が限られる、ということでした。これはほとんど説明することもないことかもしれません。二番目の理由は、塾では教える幅が、どうしても狭くなるということです。私は、物理も教えたいし、古文も教えたい。何でも教えたい、と思うほうです。数学も教えたければ、小学生の算数も教えたいと思うし、思いっきりできる子も、思いっきりできない子も、教えたいと思うほうです。なぜそう思ったのか、よくわかりませんが、きっと好奇心の人一倍強い人間ということでしょうか。おかげで、長年疑問だったことが、少し解けてきたように思います。それは、私の本の主要テーマでもあるのですが、伸びない子が、なぜ伸びないのか、伸びる子が、なぜ伸びるのかということです。
もともと賢いから、できる子はできると思ったら大間違いです。僕を見てください(私と書くべきでしたね、失礼)。私などは、小学生のときはおおばか野郎だったんですから。今でこそ、先生づらしてますけどね。