クローバーアラフィフで自分がADHDだったと知りました。 
クローバー結婚した人はモラハラでした。別居13年目になりました

クローバー生まれた息子は自閉スペクトラムでした。就職浪人中です 

 

ピンク薔薇そんな我が家の事を無駄に明るく書いています

 

夫と別居して13年になる。
今年に入って夫の父親が亡くなった。

お義父さんはあまり好きではなかったが、
お義母さんとは何となく馬が合った。
(私だけがそう思っていた気がする)

夫は「田舎の本家」の長男。
今のお嫁さんに「田舎の本家」って言ってもピンとこない
かも知れない。

本家は親戚がべらぼうにいる。
本家とはその一族をまとめる一族の長だ。

本家の嫁は本当に大変で、
旅館の女将の様であり、女中であり、
いっさいの家を取り仕切る支配人。
私に到底勤まるようなものでは無かった。

お義母さんは、私を嫁だと認めてくれていただろうか?
どちらかというと、同志という関係に近かった気がする。

私は自分の親が毒親だったせいで、そんなお義母さんが好きだった。
この人が本当のお母さんだったら良かったのに…とすら思った。

夫と別居する日、
夫にモラハラされていた事。
私がもう精神的な病気になっている事を
お義母さんに伝えた。

あれがお義母さんと会った最後になった。

お義父さんが亡くなって、
別居13年の「本家の嫁」
がお通夜に参列出来る訳もなく、、、

自宅に安置してあるお義父さんに
謝りに行った。

13年ぶりに迎えてくれたお義母さんは、
歳をとって少し小さくなっていた。

お義父さんに会った途端、
涙が溢れ、言葉にならない私に、
お義母さんは、

「苦労かけたね」
「ごめんね」
と小さく言った。
そして、
「どうしてるかといつも心配していた」と言った後に、
「会えて良かった」と言って、私の手を握った。

私は、13年ずっとお母さんに恨まれているだろう
と思って生きて来た。

そもそも、お義母さんは私の事など
「こんな嫁」と嫌っていただろうとも思っていた。

大した言葉を交わす事も無く、
手を合わせた私は義実家を後にした。
夫と一言も会話をする事も無く。

その後、お通夜と葬式から帰って来た息子が、
「みんなお母さんの事心配していたよ。

あいこ叔母ちゃんが、
お母さんと話がしたかったって!
お兄ちゃん(夫)が悪いんだよっ」って言ってた。
 

義妹は、冷めている人で、結婚当時とても苦手だった。
こんな事言うのがとても以外で驚いたが、
これは甥っ子に対するリップサービスだったとしても、
少し嬉しかった。

そして、私はこの家族から、

嫁としてぞんざいに扱われていたと思っていたが、
実は、それほど嫌われていなかったのかも知れない…
 

そう思ったら
私の、30年来の心の澱が流されていくような気がした。