おばちゃんの嫁に対する愚痴が止まらない！
このおばちゃん、
私の本当のおばちゃんじゃなくて、
亡き母の大親友のおばちゃんです。
おばちゃんの旦那さんはお子さん２人がまだ小さい頃、
おばちゃんと子供たちを捨てて蒸発しました。
女と逃げたらしい…。
吹雪ジュン似の美人だったとか…。
誰も風吹ジュンなんかには勝てないわよね。
それからおばちゃんは夜も昼も働いて、
苦労して子供たちを育てて来ました。
私が小さい頃、家に来てはコソコソと
母親と深刻な話をしていました。
わたしはまぁまぁアホな子供だったので、
そんな事とは知らず、
そのおばちゃんとお姉ちゃんと、弟さんが
家に来るのをとっても楽しみにしていました。
その頃から、おばちゃんの娘のお姉さんは言ってました。
看護婦になってお母さんを楽にさせてあげるんだ！と。
お姉さんはとっても優秀で、
学年上位だったにも関わらす、
ソコソコの高校の看護科に入学しました。
そしてエリート看護師になって、お母さんに家を
プレゼントして見せた。
そんな姉を見ていたせいか、
弟さんも、大した反抗期も無く、
地元の企業に就職した。
でも二流企業に嫌気がさし、
３０代で起業の後、大成功を納めました。
現在５０歳。
この話の嫁のつれあいです。
おばちゃんは
７０代でお金持ちの社長のお母さんになりました。
姉弟二人でお母さんを幸せにする為頑張ったんだと思います。
そんないい子ばかり育てて来た
おばちゃんの息子、４０半ばにお嫁さんを連れて来ました。
超マザコンの弟ちゃんがお母さんと、
別居などする訳もなく。
おばちゃんと同居する事になったんです。
バツイチ、連れ子、
家事苦手
伊勢丹大好き
ランチ多め、
連れ子ちゃん癖強め。
の
専業主婦。
う～んまぁね、言いたくなるの分かるけど、
社長夫人だしね～(笑)金あるし、良いんじゃね？
あるあるよね～。
おばちゃんそんな嫁の愚痴を、
うちの母の命日に来ては、こぼしていく（笑）
家で遊んでるザマして、
１週間に１回しか掃除機をかけない。
キッチンの床が汚いから、
おばちゃんが毎日拭くがありがとう一つない。
食器は機械が洗う。
洗濯は畳むだけ。
ご飯のしゃもじにご飯がカピカピ。
子供を甘やかしすぎ、叱らない、
チャンと躾ろ！
その子供にしたって、
戸を閉めない。
我慢が出来ない。
注意すると睨む。可愛くない。
そんな二人を弟さんは自分より大事にしてる、
腹が立つ！
などなど、
もうね、枚挙にいとまがない。
あ～おばちゃんも、苦労はして来たけれど、
普通のお姑さんなんだわね～っと少し安心した。
お嫁さんが来て、またガマンなんかしていたら可哀想だな…
って思ってたから。
でもさ、おばちゃん！
おばちゃんの二人のお子さんは、
特別いい子でさ、
それが当たり前に思ってるかもしれないけど、
世間様のお子さんは、
おばちゃんちのお子さんみたいに、
優秀じゃなくてさ、
まぁまぁそんな感じなんよ。
ってなだめる。
私はお嫁さんを知らないけど、
噂ではサッパリしたいい人らしい。
おばちゃんの嫁の愚痴聞きながら、
あ～耳が痛いわ～って思ってるんよ私。
掃除機なんて気が向いた時にしかかけないもん。
なんなら、おばちゃんち、
丸くてクルクル回るロボットが床に居ない？
苦労はしたかもしれないけど、
二人のお子さんは、
本当に優秀で、
親孝行。
どんなお嫁さんが来ても、
きっと、不満が出るよおばちゃんは。
だって、どんな子より、
「できる」のが自分の子供なんだもん。
お嫁さんの事大目に見てあげて～！
っておばちゃんに言ってみました（笑）