こんな面白ネタを持ちながら、
なぜ、ブログに書いてなかったんでしょう。
後悔しているアラフィフreiです。
その出来事は夏休み、帰省の新幹線の中で起りました。
結婚して10年も経つと、
女もだいぶ図々しくなるものです。
帰省しても、だいたい6日中で1日しか
実家に返してもらえないので、
乗り鉄の息子(小学1年生)を
「夏休みの宿題を全部やったら、
お母さんと一緒にパパより早く
新幹線で田舎に帰ろう!」
とたぶらかし、
早めに実家に帰るたくらみです(笑)
宿題を残すところ自由研究だけにして、
田舎行きの新幹線に乗れたのが、
お盆3日前……
その日は、
さすが夏休み、
指定席は満席でした。
早めに帰省する人や、
高原でレジャーかな?
車両後方で
複数の家族で座席を対面にして
ワイワイしているグループの姿もありました。
確かにいつもより、
車両がにぎやか…ではありました。
そこへ乗り鉄の息子が…
「お母さん、、、うるさいね、
電車は静かに乗らないとだよね~?」
などと、ド正論をブチかまして来ました。
いつも私に、「電車ではやかましくしてはいけないよ」
と言われていたせいでしょう。
いつもたいして私の言う事なんて聞かない癖にくっそーーーっ。
などと思いながらも、
「しっ頼む!今はやめて!!
そうじゃないと、気まずくこの場に数時間
居なきゃならなくなるの!」
と良いお母さんみたいに、
息子に言い聞かせた。
そんな息子の夢を乗せて
滑るように、
新幹線は発車した。
その時、
「ワン!」
と犬が鳴いた!
犬だ!
犬が乗っていたのだ!
私達の斜め前、3人座席の窓際、、、
犬が乗っていた…
「犬、うるさいよおかあさん…」
「しっ我慢して!」
犬はどんどん泣き始めた。
「キャンキャンキャンキャン!」
犬も怖かったんだろうな~。
やらなきゃいいのに、
飼い主が鳴き止ます為か、
おやつをあげた(笑)
一瞬、鳴きやんだが
食べ終わると今度は、
もっと頂戴の「わんわん」が始まった。
あ~もうダメだ!
ウチの子も耐えられなくなって、
耳を押さえて我慢していた。
とうとう、車両全員が気が付くほどの音量で、
鳴き始めた。
車両内がざわついた。
「うるせーよ~
デッキに出ろや~」
ヤジが飛んだ!
そこで飼い主が言い放った!
「この子のために、座席を一席買ってるんです!」
「なんで出きゃいけないんですか?」
「犬はダメで、人間はうるさくしていいんですか?」
「あそこのお子さんだって、だいぶうるさくしてますよね?」
あぁ、後方でレジャーのご家族を指さしちゃったよ
飼い主さん、、、、
言われたご家族が、そこで参戦した。
「子供と犬をいっしょにされてもね~
」
そこからはもう、ヤンヤヤンヤで収拾付かなくなった。
ウチの子は喧嘩が怖くて怖くて、耳をふさいでパニック状態
犬の隣の席、通路側のご婦人が、
立ち上がって車両から出ていった。
そして
車掌さんと戻って来た。
車掌さん、、、車両に入るや否や、
ひ――――って顔して、
ひとまず、
乗客に謝った。
そして犬の飼い主を強制連行。
後ろにいたお子さん二人も、
後に続いた。
あの子達…あの人のお子さんだったんね。
そうだったんだ。犬と帰省か~大変だけどさ、
お母さん、なんですぐにデッキに行かんかったんだ?
可哀想だったな。あんな事になるなんて…。
そんなこんなで
新幹線は高原の駅に到着。
レジャーの大家族は降りて行った。
犬の飼い主さんも次の駅で降りました
ヤレヤレ、やっと静かになった。
そして、終点で降りる私達の事。
憶えてくれていたのか。
終点の3駅まえの所で、
車掌さんうちの子の所に来てくれた。
車内はもうだいぶ空いていた。
「ぼくさ、我慢してくれてありがとう。
終点までグリーン車乗りますか?
グリーン席、空いてる席にどこでも座ってイイよ!」
って言ってくれました。
あこがれの新幹線。
憧れのグリーン席。
嫌な思い出になるはずだった帰省、、、
まさかのサプライズ。
「我慢したらいい事があるね」
って息子嬉しそうだった。本当にありがたかった。
犬のおかげだわね
そして、あの犬家族の通路側にいたご婦人
ちゃっかり、グリーン車にいらっしゃいました(笑)
転んでもタダで起きないタイプ(笑)
こんなカオスな車両に乗った思い出を
暑い夏と共に思い出しました
今日まで忘れていた私も、
まぁまぁカオスなブロガーですよね(笑)