夫の癌の事とモラのはじまりの話です。
苦手な方は、そっと閉じて下さい
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夫が「癌の再発 」に怯え、
暴れまくるようになった話のつづきです。
前の話→夫のモラと大人のいじめ①
もう知られてしまっているだろうな
そして、
怖くて誰とも話せなくなりました。
社宅でも、学校でも、
挨拶だけして…
逃げるように生活して来ました。
唯一仲の良かった クラスのママ友の事も、
避けるようになりました。
彼女の下の子も同じ幼稚園だったから。
きっと彼女の耳にも届いてるだろうなって思ったから。
でも、ウチの家庭の事を言いたくなかった。
彼女の息子さん、
うちの子の一番の親友だったから…。
親が言ってる事は、
あっという間に子供たちは察知するんでしょうか？
徐々に息子にも、被害が出ました。
お前んちキチガイ一家といわれたそうです。
集団登校の輪から息子は外されました。
社宅内で行われる子供たちの、
クリスマス会などのイベントにも
誘われなくなりました。
たとえ誘われても行けませんけどね（笑）
そんな生活が５年。
長く続くDVとモラハラに、
私は完全に心を壊し、
自分で自立するとか、逃げだすとか、
そんな事が出来なくなっていました。
そして、
やっと…やっと、
地元に転勤が決まりました。
やっと、ココから逃げられる！
と思いました。
明日、引っ越すというその夜。
仲が良かったけど避けていたママが、
息子ちゃんを連れて、
お別れのご挨拶に来てくれました。
そして、聞かれました。
「ある日から、
私の事避けるようになったよね？」
「私、何したんだろうって、
ずっと悩んでたんだよ…」
って告白されました。
そっか、そんな風に思ってくれていたのか…
ごめんなさい。
私、本当のことを話しました。
ウチの夫がＤＶで暴れて社宅に迷惑をかけている事。
社宅ママ達から無視されていた事。
あなたが私と仲が良いと気づかれると、
嫌な思いをさせてしまうかも知れなかったから、
避けていた事。
彼女、
ウチの事は噂で何となく聞いていたそうです。
でも、自分も避けられてるみたいだから、
どうでもいいや、と思ったって。
「もっと早く、聞きに来ればよかった」
って泣いてくれました。
私の方こそ、ごめんね。
でも、やっぱりこれで良かったんだと思いました。
わたしね、その頃思っていました。
こんなに沢山の人が、
私達の非常事態に気が付いていながら、
だれひとり、
私と子供は大丈夫か？
と思わないのかな？って。
いじめを受けた方は、
助けを求めれば
迷惑がかかると、
誰にも助けを求められないんだって、
いじめを受けて、
はじめて知りました。
そんな時、大丈夫？
って声をかけられる人間になりたいな…
って今でも思います。
なかなか出来ないですけどね？
あっ！実はだれ一人気にしてくれなかった
訳ではありませんでした。
たった一人、
声をかけてくれた人がいたんですけどね。
その話はまた…
最後まで読んで下さりありがとうございました。