私がモラ夫といた頃 (別居10年)

モラ夫との生活で、

もう嫌だ!

こんな人もう嫌だ!

 

なんて、繰り返し繰り返し、

思って来たのに、

いっぱいヒドイ事されて来たのに…

 

こんなにつまらない事が、

私をこんなに傷つけるんだ…って、

自分でもびっくりした出来事を

書かせてください。


うちの夫はもともと、

わたしに誕生日のプレゼントをくれたり、

結婚記念日に一緒に食事に行ったり、

そんな事をしてくれる人じゃなかったんです。

 

でもね、

結婚生活10年目に、

夫が会社の慰安旅行で韓国に

行く事になったんです。

 

「お土産何がイイ?」

って聞くので、

 

冗談で

Louis Vuitton

のバッグ欲しいな~

なんて言ってみたんです。

 

そしたら、夫は意外とアッサリ

買ってくれるって言ってくれたんです。

 

「やった~♡」

いいよね?

10年目のプレゼントだよね?

 

夫と結婚して10年。

いつもしまむらの服を着て、

ノーアクセサリー、、、、

 

同じ社宅の奥様達の

ブランドバッグが、、、

スウィートテンダイアモンドが、、、

いつも眩しかった。

 

私には、無いな…って思ってたから…。


旅行に行く夫に

バックの名前と品番が

細かく書いたメモを渡しました。

「免税店の人に見てもらってね?」

って言って。

 

飛行機飛行機飛行機飛行機飛行機

 

旅から帰って来た夫は、

見慣れないルイヴィトンを肩から掛け、

帰って来ました。

 

「お土産買って来たよ!!」

ってあんまり無邪気に言うから…

 

「これじゃない………。」

って言えませんでした。

 

おまけになんで担いでるの?

箱は?正規品証明のカードは?

 

「ホテルに捨てて来た。」

「ブランド買ってた同僚がそうするものだって言ってたから…」

 

そんな風に言われて、、、

私も私で「ふぅんえーそんなもんなの?」

なんて、のん気に信じてました。

 

そこはまぁ譲れるとしても、

譲れないのはそこじゃ無かった笑い泣き

これはわたしが頼んだのじゃないんだよ~!

 

でも、買って来てくれた気持ちが嬉しかった。

 

このバックいくらしたんだろう?

溜息と共に、次のカード会社の請求書に

驚かないように覚悟を決めた。

 

待てど、暮らせど請求は来ませんでした。

 

夫に請求が来ない事話したら…

「カジノで勝ったんだよ。その金で買った…」

って言うんです。

 

その時点で、

やっと気が付きました。

「あやしい…」

 

カジノで勝ったなんて今まで一言も言って無かった…。

 

その時すべての疑問が

一つの確信につながりました。

スーパーコピーか…………。

 

私はそれに気が付いて、

思った以上に傷ついている自分に驚きました。

 

たぶん、夫は最初から「パチもん」を買ってやるつもりで

買ってあげると言ったんだろう…。

 

アンタにはこの「パチもん」で十分でしょう?

アンタは高価なもの持つ価値無し!

そんな風に言われた気がしました。

悔しくて、悲しくて。情けなくて笑い泣き

 

私の10年間の結婚生活が、

すべて否定された気がしました。

馬鹿にされた気がしました。

 

馬鹿にすんな~馬鹿にすんな~馬鹿にすんな~!

 

私が持ってる一番のインチキはお前だ~!!

って怒りに震えました。

 

このバッグ、一度も使われる事も無く、

さりとて捨てる事も出来ず、

今でもそっとしまってあります。

見る度悲しくなるのにね。

ドМな私(笑)

 

そうは言っても、、、

夫から貰った唯一のプレゼントなんです…。

 

わたしね、その時は気が付かなかったけど、

ホントは夫の気持ちが欲しかったんじゃないかな?

って思ったんです。

 

ありがとうって言ってもらいたかったんです。

 

だいぶ長くなりました。

最後までお読みくださりありがとうございました。