あの学校の桜は今年も綺麗に咲いてるかな?
我が家は転勤族で息子が一年生になる時、
関東のとある街に転勤になりました。
入学式の3日前に引っ越して、
入学の手続き、
学校で使うお道具、中履き、体操服、その他の用意、
あまりのバタバタさに、通学路も確認出来ずに迎えた入学式。
慣れないランドセル。
知らない道。
友達が一人もいない教室。
大人の私が考えても、あの状況で通学する事は
幼稚園を出たばっかりの息子には無理だと思いました。
甘やかしだと思いながらも、「慣れるまでは」と一緒に通学しました。
一週間ほどして息子が、
「お母さん!今度たけちゃんと一緒に学校に行く約束したんだよ
明日からたけちゃんと行ってもイイ?」
と言ったんです。
そっか~!もう友達が出来たんだね?
ありがたくて、嬉しくて、心底ホッとして、
あの日、校庭の桜を見上げて泣いてしまった。
「ホント、この学校の桜綺麗だね~!
こんな桜の綺麗な学校に来れて良かったね~」
ってつぶやいたあの日の、あの校庭の桜を、
毎年、この時期になると思い出すんです。