なんだか魔法少女系に | OG:LIFE

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アニメと写真のおはなし

□ドナルド リチー, Donald Richie, Roy Garner, 松田 和也, ロイ ガーナー
イメージ・ファクトリー―日本×流行×文化 』(青土社.2005.8) 表紙になんとなく作為を感じるのがちょっと嫌。表紙のモデルを悪く言うようで申し訳ないけれど世の中にはこういう格好が似合う日本人もいっぱいいると思うのですよ;写し方というか加工と言うか、気味悪い感じになっていて酷いなぁと思います。ロリータファッションとか色々奇抜な格好をしている人たちは外国(人)に対する憧れの感情が強いんじゃないかなあと思うんですよ。別に悪いことじゃないとは思ってますよ。似合ってる人は普通に可愛いんですし。自分がそういうものを着れない分、似合う人は着てもらいたいなーという気持ちが強いし私も西洋文化や西洋人に対して憧れている部分は大きいです。

この本は今年の夏に出版されたものですが、情報としてはそんなに新しくはないです。外側の人間から見た表面上の事実をさらっただけの話も結構あります。一つのテーマに対しての文章量が少なすぎるので、語られる情報も少ないのが難点。もうちょっとつっこんだ内容が読めるかと思っていたのですが。

□堀田 純司『萌え萌えジャパン 2兆円市場の萌える構造 』(講談社)
最近出てきたこの手の本の中で一番面白おかしく内容が濃ゆい本。一ページ見ただけでも「オタクらしい脚注」が大量に出てきます。冷静に考えると「こんなところまで脚注いらんわ」と思う部分もありますが、「さすがにそれはない」なんていうことしか書いていない脚注でも、この本ではそれすら持ち味になってしまっています。恐るべし。全体的に面白いので実は買いたいとすら思ってます(笑)
 □ITmediaニュース インタビュー
鈴木 次郎『壮太君のアキハバラ奮闘記(4)
大岩 ケンヂ, 滝本 竜彦『NHKにようこそ!(4) 【初回限定版】岬ちゃんお出かけ脱衣パック

この2冊のマンガはどちらも似たような内容なのですが、主人公と物語の方向性が対照的といいますか、壮太君は(受験に失敗してひきこもった上に一時期ホームレスにまでお世話になっちゃってますが)隠れオタク、佐藤達弘はひきこもりな上にジャンキーで環境的に佐藤の方がどん底。一応脱ニート脱ひきこもりに向かって邁進していくので良いのですが。絵面的に明るいので内容のエゲつなさ加減にワンフィルターかかっているのでそこは考えて書き手を選んだのかなぁと。もとは小説らしいのですが、小説はちょっと読むの辛いのではないかなーと思います。中身チェックしてませんので確定できませんが。そのうち機会を見つけて原作を読んでみることにします。読めるかな(笑)


滝本 竜彦『NHKにようこそ!

●昨日久しぶりにあにぱらを見て、野川さくらさんが『マジカノ』で魔女っ子キャラがやれるといって大喜びしていました。なんでそんなに嬉しいんだろう?呪文が言えるのすら嬉しいらしい・・分からない。でもツインテール・猫耳・メイド服、、とかその辺で嬉しいのはなんとなく分かる・・多分。でも最近のお仕事で一番すきなのはD.C.S.SとRAYだよ!RAYの演技かっこよくてほんとほれます。普段がにゃんにゃんしてて可愛いだけに新鮮だしほんとカッコ良いんですよ~。歌もどんどん上手くなってますよね。そのうちイベント行っちゃったりしてね。笑。いや、ほんとに行きたいんですよ野川さんのは。

『奥様は魔法少女』と主人公君がイメージ被りまくりで寧ろ全く区別がついてません。ストーリー的にも自分は『奥様は魔法少女』の方が興味深いです。こっちは呪いを解ける人が吉川春生だけ、っていういかにもな感じで、まぁいかにもっていう所では『奥様は魔法少女』もかなり狙ってるところがあって白々しいところがあるといえばあるんですが、物語の世界の構造がこちらのほうが面白いんですよ。「世界が古くなっている」とか本当に今自分達が生きている世界を作っている魔法少女みたいなのがいたとしたら、世界は今正に「新たな魔法少女によって新たな世界を創造しなおすべき時」なんでしょうね。『X』では世界を作り変える(人類を滅ぼす)理由が明確に描かれていましたが、こちらでは環境が云々という説明はありません。でも路線としては結局そういう理由からきてると思うんですよね。

メディアファクトリー『奥さまは魔法少女 Kiss.2
ポニーキャニオン『シュガシュガルーン Vol.1
キスをしたら魔力がなくなるとか結構ベタな設定だと思うんですけど実はあまり使われて無いですよね。どちらかというと正体がバレたら追放とか。変身シーンと決めポーズのところに最も胡散臭さを感じるアニメです。そこを見るとぞわぞわします(笑)コスチュームも奇抜だしロッドも面白い形。同じ現代魔女っこモノでも『シュガシュガルーン』とは全然毛色が違います。シュガルンもハートを集めるっていうのが新しくて面白いです。ポイント稼ぐっていうRPG的なのは多なかよし読者に理解しやすいようにという配慮もあるのかも知れません。安野先生はセンスがいいので見た目的にもかなり人気あると思います。



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